お笑いの基本原理「フリとオチ」とは?

お笑いの基本は「フリ」と「オチ(ボケ)」で、あらゆるネタにこのフリオチが入っています。

笑いを一言で表すなら、「〇〇と思わせて✖✖」です。


つまり、相手の中に予測をつくらせて、それを裏切る。このシンプルな流れが、ほとんどすべての笑いに共通しています。

たとえば、こんな場面です。

「よっしゃ、今日からダイエットするわ」

とコンビニで宣言する男性。

ところが次の瞬間、

ペヤング3個をカゴに入れている。

「どこがダイエット!?」とツッコミを入れたくなりますよね?

このズレが笑いになります。

このように、笑いは「予測」と「裏切り」のセットで成立します。フリで相手の頭に「こうなるにちがいない」という道筋をつくり、オチでそこから外すのです。

この構造は、手品やミステリーにも共通しています。

手品は「ここにあるはず」と思わせて消しますし、ミステリーは「この人が犯人だろう」と思わせて別の人物を提示します。どちらも、予測を裏切ることで快感を生み出しています。笑いもまったく同じ。

重要なのは、フリの自然さです。ダイエットの話をすれば「健康的になる」と感じます。

この「誰でもそう思う」というラインにきちんと乗せることができると、オチの裏切りが強く効きます。

逆に言えば、お笑いとは「相手にどう思わせるか」を設計する技術です。フリで思い込みをつくり、オチでそれを崩す。その精度が高いほど、笑いはクリアに伝わります。

「〇〇と思わせて✖✖」というシンプルな形ですが、その中には人間の認知のクセがそのまま使われています。だからこそ、日常の何気ない場面でも、この構造を意識すると、急に笑いのタネが見えるようになります。

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