花粉は大変ですが、春の麗らかさを体感できるシーズンが到来。
街行く人も、笑顔が増えています。
気温が上がると能動的になるのは、熊も人間も同じ!
なぜ熊と人間とを一緒に並べたのかは、さておき(笑)
本日は、見学者の方が来てくださいました。来週も見学者の方がいらっしゃる予定です。
新年度突入で、また新たな仲間が増えそうな予感!
そしてそして、女芸人No.1決定戦 THE Wの準決勝進出者である栗尾さんがゲストとして来塾!
ご本人はとても謙虚な方ですが、華々しい実績を誇ります。
【おことわり】
外部のライブに参加した場合、絶対「誰?」ってなるので、プロフィールに“演芸愛好歴”を加筆してみました。
長く生きてる分、経歴の数だけは多くなってますが、本人はいたって凡庸です。— 栗尾@演芸部員 (@okuri_san) February 11, 2016
大阪お笑い塾の前身である「漫才塾」の出身者である栗尾さん。
授業前に収録しているネトラジから参加してくださり、ありがたいかぎり!
下記からお聴きできますので、ぜひお楽しみくださいませ。
京大出身者でクイズが得意な栗尾さんが、児玉清さんが司会されていた時代の『パネルクイズ アタック25』に出場された際のお話もしてくださっています。
司会の高橋さんが、この驚きの表情(笑)?
栗尾さんのどの話に、ビックリしたのか?は本編をお聴きになって確かめてくださいね!
栗尾さんが社会人芸人になるまでのヒストリー
大阪お笑い塾では、ゲストの方をお招きして様々なお話を聞いていただく機会を設けております。
過去に
- 漫画家
- 小説家
- 写真家
- ラッパー
といった方々に来ていただきました。
見聞や見識を広げるには、多くのことに興味を持つと同時に、未知の経験をしている方の話を直接聞くのも重要。
栗尾さんは、社会人芸人としてアグレッシブに様々な場所へ出続けておられる方ですので、お笑い塾に通われる方のヒントをたくさんお持ちのはず。
「どういったきっかけで演者デビューをされたのか?」などを深堀させていただきました。
今でこそ、堂々と芸をされている栗尾さんですが、「学生時代など人前でパフォーマンスをする機会は、ほとんどなかった」とおっしゃっていました。
ご家族がお笑い好きという環境もあり、お笑いに興味を持っておられたのですが、舞台に立って芸をし始めたのは約10年前。
ある出来事があり、「遠慮せずに舞台で目いっぱいネタをやろう!」と開き直れてから、芸人人生がスタート。
そこから数年内に賞レースで結果が出るまでの飛躍を遂げられたのですから、やはり「すごい!」と言わざるをえません。
印象的だったのが、出番前にネタ順や演者の顔ぶれを見て、様々な想像を巡らせるという点。
お笑いを初めて間もない時期は、無我夢中でただただ自分がやりたいことをやってしまいがち。
そこには客観視がありません。
栗尾さんは、自分自身や作ったネタを俯瞰で見たり、客観的な視点で見ることの大切さを優しくわかりやすく説いてくださいました。
こちらは↓栗尾さんが本日、披露して下さったネタ。
ペーソス溢れる笑いは栗尾節という感じがいたします。
最初に作られたのは結構前なのですが、未だにバージョンアップされています。
ネタのクオリティは、ご本人が上げようと思えば、ブラッシュアップが可能であることを証明された栗尾さん。
あくなき探求心は、塾生のみなさんに大きな刺激を与えたことでしょう。
栗尾さんが出られるライブ情報は、下記のツイートをご参考くださいませ。
【備忘録】
★4月24日(日)
「ぎぐわんっ!」(京都木屋町)
★5月2日(月)
「板付き、手上げ明転」(紅鶴)
★5月7日(土)
「大阪お笑い寄席」(ライヴ喫茶亀)
★6月19日(日)
「GIG-1グランプリ予選」(京都木屋町)
★7月24日(日)
「ブンブンチャンプ審査」(大阪中央会館)— 栗尾@演芸部員 (@okuri_san) April 3, 2022
毎度、盛り上がるネタの時間
それでは今日のネタについてレポートしていきましょう。
高橋さんは、フリップ芸にチャレンジ!
分析力に定評がある高橋さんは、大阪に関するデータを洗い出し、フリップネタにまとめました。
栗尾さんからも「着眼点が面白いですね!」と、賞賛のお言葉をいただいていた高橋さん。
これまでに、たくさんの漫談を披露してきた高橋さんですが、めくり芸という新ジャンルでも十分、力を発揮できることを証明してくれました。
今後の展開が非常に楽しみです!
おや…?シアリスのおふたりが、何やら打ち合わせをしていますね…。
久々にピンネタをやってくれた塚田さん。音響担当として急遽相方の畠山さんが、駆り出されることに(笑)
手品を取り入れた楽しいピンネタです!
相方さんの献身的なサポートもあり、無事最後までピンネタをやり遂げた塚田さん。
気まぐれな音響さんに振り回されるという、ユーモラスで温かなネタに笑いが起こっておりました。
イノセンスでポップなところが塚田さんの持ち味。
お笑い塾のライブでも、ピンネタを披露してくれることを願っています。
最近、ますます勢いが出てきた芥子壺さん。
青い化け物ちゃんのネタを初めてご覧になった見学者の方からは「作り込みとネタへの情熱がすごいです!」とおほめの言葉が。
もう一本のネタは、以前YouTubeに投稿していた「蠅」のネタを歌ネタにアレンジしたもの。
詩吟の師範代である芥子壺さんは、伸びやかで通る喉をお持ちだけあり、みなさん芥子壺さんの声に聞きほれていました。
芥子壺さんも、栗尾さんと同じく探求心溢れる芸人さんです。
トリはシアリスの漫才。
ボケを担当する塚田さんが、探偵になってしまい畠山さんを置いてけぼりにして、奔放な動きを繰り広げる展開の漫才。
畠山さんには「塚田さんが自分の世界に入った際、私はどう振る舞えばいいんだろう?」と疑問があったそうです。
NGKで漫才を披露される師匠方のネタを見ていても、ボケがその世界に没入した際に、ツッコミの芸人さんは客席に向かって「もうちょっとだけ、お付き合いください」などと、調整役のポジションをとることが珍しくありません。
上記の意見が、他の塾生さんから飛び出し「それなら、すぐ導入できそう!」と得心した畠山さん。
このようにネタは、客観的な意見を取り入れながら、どんどん質が上がっていきます!
シアリスが本日やってくれたネタは、5/7(土)の14時からライブ喫茶亀で開催される『OSAKAお笑い寄席』で披露される予定です。ぜひ興味を持たれた方は足をお運びいただけると幸いです。
それでは4/23(土)の授業レポートでお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
みなさま、ごきげんよう!
写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)
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