2022年9月24日の授業レポート「ギャル語とルー語」「ネタ発表」

授業レポート&ライブレポート

今月は週末になると台風が近づいてくるので、油断ならないですね。

さて、授業レポートを書いていたら、嬉しい話題が飛び込んでまいりました!

OSAKAお笑い寄席によく出てくださっている栗尾さんが、見事Q-1グランプリで優勝されました!!

栗尾さん、優勝おめでとうございます!!!

あたりめ島田さんご夫妻がネトラジのゲスト

大阪お笑い塾では、授業前にネトラジの収録を行っております。

今回は、ラッパーのあたりめ島田さんが、ご夫婦でネトラジに出演してくださいました。

夫婦の愛と記憶を確認できる、ある企画にチャレンジいただいておりますので、下記からぜひお聴きいただけると幸いです▼

第37回大阪お笑い塾ラジオ『あたりめ島田さんご夫妻をお招きして』

ギャル語とルー語

お笑いのパフォーマンスの主要要素は、言語によるものと非言語によるものの2種類が存在します。

今回はバーバルコミュニケーションである、言語を取り上げました。

言葉の変化は日進月歩。

今回は、みなさんと一緒にギャル語とルー語(ルー大柴さんの言葉)を考えてみました。

目まぐるしく変わる言葉といえば、ギャル語かも?

みなさん、最近まじおこしたことはありますか?

強引に慣れないギャル語をぶち込んでみましたが(笑)2013年頃には、Twitter上でギャルの怒り表現6段活用が話題となりました。

下記が、ギャルの怒り表現6段活用

  1. 弱め → おこ
  2. 普通 まじおこ
  3. 強め 激おこぷんぷん丸
  4. 最上級 ムカ着火ファイヤー
  5. 爆発 カム着火インフェルノォォォォオオウ
  6. 激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム

六段階目は激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームとなりかなり長いですね。

ギャル語の面白さは感覚とニュアンス。時代の空気を鋭敏に感じたギャル達が、独特の感性から様々な新しい言葉を生み出していきます。

ちなみに2021年の「Z世代トレンドアワード2021 ギャル流行語」でトップ3に選ばれたのは、

1位がはにゃ、2位がテッテレ、3位がビジュ。みなさんいくつ意味がわかりましたのでしょうか?

「はにゃ」は、とぼけた時に使うのだとか。「テッテレ」は、ドッキリ番組の時に使われる効果音からとられており、ドッキリだったことをバラす際に使います。「ビジュ」は「ビジュアル」を略した言葉で、容姿端麗という意味を持ちます。

ギャル語クイズを出題したのですが、正解率は約7割ほど。なんとなんとお笑い塾のギャル語理解度は意外と高め。

ちなみに鉄道芸人のしろみずさんは、

テッテレを正解されていました。

最近の流行語は、「草」などネットスラングから派生したものも増えてきており、ネット媒体に触れる機会が多い人の正解率が高かった模様。

続いてルー語をご紹介しましょう。ルー語とはアデランスのCMの「トゥギャザーしようぜ」で有名なルー大柴さんによる独自言語。

ルー大柴さんは、欧米を拠点に活動していた時期があり英語が堪能。母国語の日本語と新たな英語をミックスさせた、独自のルー語を完成させ人気者になりました。

ルーさんにかかれば、長崎はロング崎に、新幹線はニュー幹線へと変化。

それでは主なルー語をご紹介しましょう。

・あうんのブレス

・藪からスティック

・デスクトップの空論

・言わぬがフラワー

・親のセブンライト

・井の中のフロッグ オーシャンを知らず

・五月雨をギャザーしてクイック最上リバー

いかがでしたでしょうか?

すぐに意味がわかるルー語もあれば、そうでないものがあったかも?

正解は、

・あうんのブレス→阿吽の呼吸

・藪からスティック→藪から棒

・デスクトップの空論→机上の空論

・言わぬがフラワー→言わぬが花

・親のセブンライト→親の七光

・井の中のフロッグ オーシャンを知らず→井の中の蛙大海を知らず

・五月雨をギャザーしてクイック最上リバー→五月雨を集めてはやし最上川

となります。

最後は松尾芭蕉の名句までルー語変換されており、ルー語にできないものはこの世にないのでは?とさえ思います。

日常で「それは言わぬがフラワーでしょ?」みたいに、さらっとルー語を使ってみると、くすっと笑いを誘えるかも。

売れ始めたころは、あくの強い際物感のあったルー大柴さんですが、自分のスタイルを貫いた結果、若い人達からも支持を集めるタレントさんになりました。

継続はパワーなりですね(笑)

ネタ発表

11月5日(土)のお笑い塾ライブ「OSAKAお笑い寄席」に向けて、ネタをブラッシュアップされているみなさん。

今回は3つのネタの披露されました。

エクストラ高橋さんは、今年ナンバー1映画との声も上がっている『トップガン』や、主演のトム・クルーズの情報を紹介する漫談にチャレンジ。

どうしても情報を紹介する形式のネタになるので、「なぜこの演者が、このネタを話すのか?」という理由があると、必然性のあるネタに変化しそう。

自分とネタとの距離が遠いと、どうしても感情のこもったネタにはなりづらいですし、お客さんも「わかる、わかる」と身近に感じ部分が少なくなるのも確か。

そのあたりを踏まえて、高橋さんがこのネタを披露する理由付けを入れていただければ…という感じでした。

 

芥子壺さんは、OJスペースで行われる底上げライブに向けたネタを2本披露。

特に印象的だったのが、青い化け物ちゃんの30秒のショートネタ。

青い化け物ちゃんがソードを持っていますね。「こういうアイテムの使い方もあるのか!」という声が挙がっておりました。

このショートネタは、今後も引き出しのひとつとして持っておくと、使える場所がありそうです。

 

最後はシアリスの漫才。

シアリスのボケである塚田さん(写真左側)が、面接官を務める内容。

武道の心得がある塚田さんが、後半躍動し続けます。

前回は、塚田さんの動きのパートが長くなりすぎていたのですが、今回はそのあたりが改善され、全体的にテンポアップしていました。

まだボケを足せそうな箇所がありますですので、11/5のライブまでの残り2回の授業で、さらに進化させられそうですね。

次回のお笑い塾は、10月1日の土曜日に開催。

ライブ約一カ月前の授業では、みなさんがどのようにネタを仕上げていくかが楽しみです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、またお会いしましょう!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)

コメント

タイトルとURLをコピーしました