早いもので、もう葉桜。
三寒四温の4月ですが、着実に季節が移り変わってきております。
さて本日は、『お笑い塾ラジオ』の収録が行われました。
記念すべき第1回目は、お笑い塾の塾長・高田豪と、前身の漫才塾の歴史を最も知るといっても過言ではない、高橋さんとのトーク。
上方芸能界の生き字引で名物社長といわれた故・大瀧哲雄さんの言葉を紹介。
常々、口にされていた「正しいことより楽しいことを優先」についても触れています。
高橋さん自体も「何かしながら軽い気持ちで聞いてもらえたら」と言っていますので、ハードルを上げすぎず、ゆるゆるとお聞きくださいませ。
下記のURLからお聞きになれます!
あわせて大阪お笑い塾のYouTube『大阪お笑い塾チャンネル』もよろしくお願いいたします!
4/24(土)のお笑い塾は、ゲスト講師である大学の准教授・蓮池光人さんの講義が決まっております。
本日は、蓮池さんが見学に来られていました。
さて、本日の講義は『ツッコミ』について。
ツッコミは瞬発力が大切。
そしてフレーズ選びが大事。
ツッコミが抜群に上手い人がひとりいれば、その場の盛り上がりは格段に変わるもの。
司会の役割を任されるのも、ボケよりもツッコミの人の方が多くなります。
今回は、「ツッコミ力を鍛える」ということで、ボケの加えられた童話や昔話を高田が朗読。
それを隣で聞いている生徒さんが、即興でツッコむという企画です!
どんなものを読んだのか、少しだけ抜粋しましょう。
『赤ずきん』
あるところに、かわいい女の子が暮らしていました。彼女はいつも赤い頭巾をつけているので「黒ずきんちゃん」と呼ばれていました。
さて、あなたならどんなツッコミワードを口にしますか?
「赤ずきんちゃうの?」
「黒ずきんて」
「まさかのブラック!?」
「黒の要素あった!?」
「間違えすぎっ!」
「ちがうって!」
など、色々な言葉が入れられそうですね。
ツッコミワードは「これだけが正解」というのはありません。
各々にフィットする言葉があるでしょうし、長尺のツッコミが得意な人もいるでしょうから、端的なもののみが正解ともいえないのが実情。
会話のテンポをアップさせたいのなら、短めの切れ味鋭いツッコミがよさそうですね。
こちらの企画で異彩を放つ人物がいました。
鉄道芸人のしろみずさん。
※マスクをつけている写真真ん中の男性がしろみずさん
ボケをスルーしながら、時折ぽつりぽつりと独自のツッコミワード?を言い放ち、笑いがさざ波のように広がっていきました。
ちなみにこれをお笑い塾では「しろみず現象」と呼んでおります(笑)。
しろみずさんにしかできない離れ業ですので、オリジナリティーしかありません。
オーソドックスのツッコミが正解だと考えていた人は、度肝を抜かれたのではないでしょうか。
しろみずさんご本人は、授業を振り返りこのようなつぶやきをしておられました。
無意識にスカシを出していました…(^^; https://t.co/dI3zOeL3YV
— しろみず(白水) (@tetsuno_hitori2) April 11, 2021
無意識で大きな笑いを発生させられるのは、天性としか表現しようがありません。
大きな武器ですね!
授業の後半は、いつもようにネタ見せの時間。
ツッコミ企画で爆笑をかっさらったしろみずさんは、鉄道ネタのフリップ芸に磨きをかけます。
もう少し近寄ってみましょうか。
「新快速」と書かれていました!
しろみずさんの鉄道や列車に関する知識は無尽蔵。
いくらでも鉄道ネタが作れそうな感じがします。
続いて安定度抜群の碓井さん。
本日のピンネタは「人との距離感」「敬語とタメ口」をテーマにしたもの。
緩急を自在に使い分け、コンスタントに笑いをとっておられました。
人情の機微を理解する碓井さんらしいネタですね。
碓井さんはコンビでYouTubeチャンネルをやっておられますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね!
妖怪に精通している碓井さんが、マニアックな―トークを繰り広げる内容になっております。
人知れずYouTubeの再生リストとか作っていたりします。
こちらのリンクはメインコンテンツの妖怪談義になります。よろしければ、ご視聴お願いします。#妖怪チャンネル#妖怪#エンラエンラ#かまいたち#あかなめ妖怪チャンネル https://t.co/TilsFEV8rk @YouTubeより
— エンラエンラ碓井 (@yr_garadama) February 4, 2021
ピンネタと漫才の両方を貪欲に追及するアカソフさん。
実際に会社員をしていることもあり、職場で翻弄される人を熱演。
被害者ポジションに立たざるをえない人間の悲哀、そしておかしみを巧みに狙います。
お笑い塾ラジオのMCを務めた高橋さんは、富山を来訪した際のエピソードを漫談に仕立て上げます。
前半のフリを後半しっかり回収した瞬間、大きな笑いが起こりました。
アカソフさん(ボケ)と高橋さん(ツッコミ)のコンビが怪盗グリーン。
ふたりとも会社員をしながら時間を捻出し、毎月必ずかなりの数、若手ライブに出ています。
今日は1分ネタの漫才コントを披露。
同じフリでたくさんボケられる形式にしてあり、1分ネタ用のフォーマットをしっかり作ってきた感じがしました。
「テンポが良すぎる」という意見もあったので、効果的な間をいくつか入れてメリハリを意識することで、さらにネタの質が上がりそうな予感がプンプンしました!
6/5に開催されるお笑い塾の主催ライブに向けて、早くも新ネタを作ってきた人もおり、教室は熱気に包まれっぱなしでした(換気はもちろん定期的にやっております^^)
冒頭でもお伝えしたとおり、4/24(土)14時からは蓮池光人さんの講義がございます。
大学で、ベストティーチャー賞を受賞されている方だけあり、深い学びのある授業をしてくださることでしょう。
もちろん、どんな講義内容だったか、こちらのホームページで4/24の模様もお伝えする予定。
楽しみにお待ちくださいね!
アカソフ「今日のお笑い塾は、これにてオールフィニッシュ!」
※「一本締め」でお手を拝借しているのではありません。あしからず(笑)。
写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)
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