年内のお笑い塾も残すところ3回。
寒いシーズンに突入ですが、張り切ってまいりましょう!
先日、怪盗グリーンのふたりが岡町の寄席に出演。
早くから会場を温め、トップバッターとしての役割をしっかりと果たしていました。
その内容は、大阪お笑い塾のネトラジの冒頭で語っておりますので、ぜひお聴きください▼
先月は、トマティーンやシアリスの塚田さんも岡町の催しに参加させていただきました。
ほたる企画さんのお声がけにより塾生さんが外部の催しに出る機会が増えてきています。
演芸作家・石山悦子さんによる白熱の講義!
大阪お笑い塾では定期的に、ゲスト講師をお呼びして講義をしていただいております。
今回は、演芸作家の石山悦子さんにお越しいただきました。
これまで数々の漫才台本、落語台本を芸人さんに提供してきた石山さん。
今回は、「どのような着想から台本に着手し、何を重視して書き上げるか?」を丁寧にわかりやすく語ってくださいました。
石山さんが語っておられた言葉で、印象に残ったのは「リアルな感情」の重要性。
「お笑いの台本は技術が大事!」という考えも確かにあります。技術はお客さんにネタを伝える上で必要になるもの。
そこに感情が宿らなければ、どれだけテクニカルに仕上げようが、人の心が動く台本にはなりません。
石山さんのおっしゃった「日常で感情が動いたことをストックしておくのが大切」という言葉は、今後、塾生さんのネタ作りのヒントになるはず。
また「目の前のお客様を笑わすことに全力を注ぐ」その重要性についても熱く語ってくださいました。
自分の書いた台本を自分で演じる場合は、つい客観視できなくなり、お客さんがしてほしいことよりも、自分がやりたいことを優先してしまうケースも…。
やはり「お客さんに笑いを届ける」という原理原則を忘れると、お笑いは成り立ちません。
講義後、塾生さんの質問にも答えてくださる石山さん。
演芸をこよなく愛する石山さんの力強い言葉は、塾生さんの心に深く刺さったでしょう。
ここでお知らせです!
石山悦子先生の講義が2021年12月12日(日)14時~15時30分に行われます。
テーマ:ネガティブ感情と笑いと
講師:石山悦子氏(演芸作家) 会場:関西大学・梅田キャンパス7階 701教室 |
となっております。
ネガティブ感情と笑いというテーマは、とても興味をそそられますね。
詳細は、http://www.nwgk.jp/event/eventOpen.html
上記URLの『第286回オープン講座 ネガティブ感情と笑いと』をご覧くださいませ。
ネタの時間
毎回、盛り上がるネタの時間。今回も10本近くのネタが披露されました。
ありがたいことに、石山さんも残ってくださり、塾生さんにネタの感想をお伝えいただきました。
それではネタをピックアップしてお届けしましょう。
芥子壺さんは、最近、色々なネタにチャレンジ中。
長年、詩吟をやっていたことも自慢の喉で歌を入れたネタに挑戦。
声というのは先天的な才能かも?
お笑い芸人の人も、特徴的な声を持つ人が数多くいます。よく通る声が武器の芥子壺さんは進化の真っただ中。
今後どう化けていくか、とても楽しみです!
シアリスは前回、塾でやってくれた「消防訓練」の漫才の構成を少し変えるなどブラッシュアップ。
武道を習っている塚田さん(ピンクの衣装の女性)が、風圧で火事を収めようとするドタバタしたネタ。
「えい…」
「やぁ!!」
前回よりも、塚田さんの見せるべき動きが定まったことで、見やすさがアップしました。
2022年1月8日(土)のお笑い塾ライブに向けて、さらなる磨きをかけたいところですね。
ライブの主催、ピン芸人、落語作家と年々アクティブになってきている、エンラエンラ碓井さん。
本日も2本のネタを披露してくれました。
印象的だったが、1本目の恋愛セミナーに通う塾生を演じたネタ。
碓井さんのキャラがぴったりとはまり、まさに石山さんのおっしゃっていた「リアルな感情」が伝わってきました。
現状に甘んじることなく、どんどん新たなものを取り入れる姿勢の碓井さん。他の塾生さんも彼に触発されていることでしょう。
そんな碓井さんから主催ライブのお知らせ。
このようなライブを行います!
よろしくお願いします!ピン芸人の2分ネタライブ「MAX3」
日程:12月5日(日)
時間:開場13:45/開演14:00
場所:横っちょ座(JR塚本駅近く)
入場:無料 pic.twitter.com/8guuqxdqQ0— エンラエンラ碓井 (@yr_garadama) November 9, 2021
R-1に向けてネタをどんどん良くしていこうというライブ。
これは盛り上がること間違いなし!
ぜひ興味のある方は、観覧に足をお運びくださいませ。
もう間もなく師走。みなさん、どうか体調を崩されませんように。
それでは、来月の授業レポートでお会いいたしましょう!
写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)
コメント