5/7のライブ回顧
5/7(土)14時~、大阪お笑い塾の主催ライブ「OSAKAお笑い寄席」がございました。
天候に恵まれ、たくさんのお客様に足をお運びいただき、ありがたい限り!
OSAKAお笑い寄席といえば、「コーナーが癖になる!」というご意見をよく頂戴します。
3PEACEのスワンズのおふたりと、大阪お笑い塾の塾生さんが大喜利バトルを繰り広げるコーナーがおおいに盛り上がりました!
次回のOSAKAお笑い寄席は、7/2の土曜日14時~となります。
シアリスの畠山さんがネトラジの初MC
毎回、授業前に行っているお笑い塾のネットラジオ。
今回は、シアリスの畠山さんが初めてMCに挑戦!
ゲストはエクストラ高橋さん。いつもとはポジションが入れ替わっての収録となりました。
こだわりを持たない畠山さんと、こだわり屋の高橋さん。性格が正反対のおふたり。
買ってよかったもの、そうでもなかったものなどについてトークしていますので、よければお聴きくださいませ↓
生き物をプレゼンしてみよう!
地球上には、実にたくさんの生き物がおります。
目立つ特徴を持つ生き物も少なくありません。
かなり昔の話ですが、桂ざこばさんが桂朝丸として活動されていた時期のこと。『動物いじめ』というネタで脚光を浴びました。
タイトルだけ見ると、過激な感じがするものの、視点と発想の面白いネタ。
少し内容を紹介させていただくと、このような感じです。
いろいろと動物をいじめるんですな。 猫をいじめるんですな。 猫はネズミを見ると追いかけますな。 そこで寝ている猫の目にネズミを書いたコンタクト張り付けますな。 目の前のネズミ見て 猫、ずーっといつまでも追いかけ走り続けますな。キリンをいじめますな。 キリンは首が長いですな。 そのキリンに熱い餅を食べさせますな。 キリンの長い首を通って長いこと、熱い熱い思いをしますな。 |
こんな感じで色々な動物が登場するネタ。
生き物は環境に適応したものが、子孫を残すのに成功したと言われています。
その際に持っていた特徴が、人間の視点で見るとつっこみどころだらけ。
というわけで、本日は好きな生き物、嫌いな生き物のプレゼンをしていただきました!
印象深かったものを、紹介しましょう。
塚田さんは、カマキリをプレゼン。
武術の心得がある塚田さん。蟷螂拳(とうろうけん)の名前につけられているという点も含めて、カマキリはあなどれない昆虫と熱弁。
そういえば、人気漫画『グラップラー刃牙』にも、主人公の刃牙が蟷螂と脳内で戦うイメトレ行うシーンがありました。
鉄道芸人のしろみずさんは、カモノハシというマニアックな生き物をプレゼン。
哺乳類なのに、卵を産む卵胎生のカモノハシは、生物の進化を紐解く上で重要な位置づけの生き物。
ホワイトボードに描かれている絵は、カモノハシの形状とよく似た新幹線です。
どんな事柄でも、きっちり鉄道に結び付けるスタンスはさすが鉄道芸人です!
芥子壺さんは、ユニコーンという架空の生き物をプレゼン。
お笑いは柔軟な発想が大事!
架空であろうとなかろうと生き物であればOKですので、面白い切り口だと思いました。
架空でいえば、ミノタウロスなんかもイジりがいがありそうですね。
畠山さんは子供時代の夏休みを振り返り、アゲハチョウについて語りました。
夏休みの宿題の観察日記で、アゲハチョウを容器に入れて毎日観察していたそうです。
最初は、むしゃむしゃと蜜柑の葉を食べていたのですが、気づけば容器の中には、複数のアゲハチョウの幼虫が!
幼虫の成長力をなめていたとのこと…。
先週金曜日にもらってきた時は1センチ
昨日また脱皮して緑色になり、ちょうど1週間目の今日には4センチ
アゲハの幼虫って、あれよあれよという間に、大きくなるのですね
つい写真や動画を撮りまくってしまいます
?も大きくなって、静かな部屋にカツン、コロンと落ちる音 pic.twitter.com/nagekGjDDS— ぽちこ (@efbrsgaJDgLufUn) May 13, 2022
日々大きくなる幼虫に、だんだん恐怖を感じ、嫌悪感を抱きながらも真面目に観察日記を書いていたそうです。
そして、ようやく成虫になったアゲハチョウを外に放つと、何も言わず飛んでいったのだとか。
去っていくアゲハチョウに向かって「感謝の言葉はないんかい!」と、つっこんだというオチ。
こういう感情表現が入ると、より一層面白くなりますね!
ネタ発表のコーナー!
5/29は岡町で、出張版のOSAKAお笑い寄席がございます。
そちらへ向けて、みなさん気合が入っている様子!
こちらは前回のライブ写真。
演者さんの多くから「楽屋、舞台ともに最高だった!」というお声が多数聞かれました。
ネタの方へ戻りましょう!
シアリスは、塚田さんが副業でタクシードライバーを始めるという漫才コント。
タクシーなのに、トラックのように大きなハンドルをなぜか操る塚田さんに笑いが起こります!
台本を担当する畠山さんは、客観的な意見を取り入れるのがとてもお上手。
ネタには、ひとかたならぬ愛着を持つ方が少なくありません。ネタは自分の分身のような感覚を持つのが当然。つまり、これは結構なあるある。
しかし、主観やこだわりのみを推し進めると、客観性が喪失し自己完結の閉じたネタになりかねないのです。
客観的意見をどんどん取り入れて、ネタをブラッシュアップさせるのがシアリスのスタイル。
柔軟性と伸びしろは比例します。
タクシードライバーのネタが、今後どのように仕上がっていくか楽しみですね。
お笑い塾のツッコミ番長の高橋さんは、日常でついツッコミ過ぎてしまった話を披露!
笑いはズレから起こるものなので、自身の日頃の癖を客観視できれば、どこがズレていて笑いの材料になりやすいのかが、わかるようになります。
最近、どんどん安定感が出てきている高橋さん。
岡町のライブでは、「データから見る大阪」という切り口でめくりネタをしてくれるようです。
「5/29の午後は、豊中の伝統芸能館でお待ちしております!」
おおいに盛り上がるライブとなるでしょう!
6月のお笑い塾は、いつもの第2週、第4週ではなく、第1週の6/4と第2週の6/11が授業となります。
また5/29のライブがどんな様子だったのかも、こちらでレポートさせていただく予定です。
お読みいただき、ありがとうございました。
それではみなさま、ごきげんよう!
写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)
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