2022年も下半期に突入!
さて7/2に玉造の「ライブ喫茶亀」で、お笑い塾の主催ライブの「OSAKAお笑い寄席」が開催されました。
真夏を先取りする、熱い熱いライブとなりました!
コロナ禍でも、コツコツ続けたOSAKAお笑い寄席も、はや12回。
2ヵ月に1度の開催ですので、スタートから丸2年が経過したことになります。
参加される方も回を重ねるごとに増え、嬉しい限り!
こちら?は、今回のMCを務めてくれた芥子壺さんのエンディングでの風景。
芥子壺さんがMCをされる際は、大阪男塾の塾長と組んでいただいております。
本日のライブ大盛り上がりでした
誠にありがとうございます?
MCも塾長のフォローやら皆様の応援やらでどうにかなりました。
これからも精進します。今日のMCの図。塾長みたいな高身長のイケメンになって、映画の主役したいの眼差し。頭2つ違う…。
(そんな事はもちろん言っていない) pic.twitter.com/NCAxELucPe— 芥子壺(けしつぼ) (@mad_logic_009) July 2, 2022
3PEACEの芸人さんと、お笑い塾のコラボもOSAKAお笑い寄席の醍醐味。
今回は、しろみずさんと5月のペンネのサスケさんの「リアルガチ鉄道クイズ対決!」を企画させていただきました。
しろみずさんのスイッチがオンになり、「鉄道芸人しろみずの真骨頂を見れた!」というご意見も。
しろみずさんがガチで鉄道の知識が豊富であることが、証明されました!
さて、その「第12回OSAKAお笑い寄席」の回顧などを、お笑い塾のネトラジで語っております。
もしよければ、こちらからお聴きくださいませ▼
第32回大阪お笑い塾ラジオ『2年目に突入の塾ライブ!成長著しいメンバーは?』
お笑いは振り子が大事!
それでは授業レポートに入りましょう。
ビートたけしさんが、何度も「振り子」という言葉を用いてお笑いについて語っておられます。
笑いは、ギャップによって発生。
「〇〇と思ったら××だった」というフリオチ、フリボケも、笑いが起こる瞬間に振り子が凄い速度で動いているわけです。
古典落語をベースにした話も多い『ドラえもん』には、笑いのロジックが詰まっています。
『ドラえもん』には、ひみつ道具によって、普段のキャラから別人格へと変貌を遂げる話が結構あります。
きれいなジャイアンなどは、その最たる例でしょう。
あまり綺麗な要素がないジャイアンが(ひどい言い回しですね笑)、ひみつ道具によって、身も心もきれいになり、のび太、ドラえもんへ丁寧な態度で接するという変化に。
「ジャイアンでありながら、いつものジャイアンじゃない!」と心が動くわけですね。
ジャイアンの見た目をしていながら、心清きジャイアンというのが面白みで、外見も中身も総替えして、ジャイアンではなくなってしまったら、成り立ちません。
やはりジャイアン要素を、ある程度残しておかなくてはならないのです。
さてアベコンベという、ひみつ道具がございます。
すでにあった。「アベコンベ」 pic.twitter.com/MaNVcs3BNE
— George (@Love_yellowhat) April 2, 2021
アベコンベが触れた物、生き物は次の瞬間、はたらきや性質がアベコベに。
扇風機は涼しい風ではなく、温風を送るようになり、風船はボーリングの球のように重たくゴロゴロ転がる物体に変化。
子供の頃、祖母の家で初めて読んだコミックス版。アベコンベの、このコマのおっさんですごく笑い転げました。
#推しドラプレゼン回 pic.twitter.com/XzHvy1Si0A— 小1@野球廃人 (@shoichikitagawa) July 27, 2019
まさに両極へ揺れる振り子の原理を、具現化したような、ひみつ道具。
今回は「もしアベコンベがあったら、みなさんは何をあべこべにしますか?」という課題にチャレンジいただきました。
みなさんの着眼点の違いが見えて、とても興味深かったのですが、最もスケール感があったのはシアリスのボケ担当塚田さん。
「空へアベコンベを使い、雨天を晴天に」と、述べられた塚田さん。
今年のような空梅雨の状態が続く場合は、晴天を雨天にして作物に恵を与える、という使い方もできそう。
「すこし不思議」を描き続けた漫画家 藤子・F・不二雄先生は、空想が大好きな方でした。
「もし、こんなものがあれば楽しいにちがいない!」といった童心をもとに、発想を広げられ多くの傑作を世に送り出しました。
ファンタジックな世界や漫画、アニメをこよなく愛する塚田さんだからこそ出た着想なのかも?
お笑いは「いかに柔軟な思考をできるか?」が重要。
当たり前のところから、ジャンプしていき「その発想はなかった!」と膝を叩かせれば、かなり面白いものができあがります!
ネタ発表のお時間!
それでは、本日発表されたネタをご紹介させていただきましょう!
トップバッターの高橋さんは、街で見かけた気になったものの話を披露。
掴みは成功していたので、あとはそこからさらに見る者の興味を掻き立てられるかが鍵を握りそう。
「人が何に関心を抱き、どう心が動くか?」の原理原則を突き詰めれば、このネタはさらに面白くなりそうですね。
お笑いのパフォーマンスはお客さんを楽しませ、演者も楽しむのが理想。
実験段階で終わることなく、笑いの鉱脈が眠る深みまで、突き進んでいただければ道が開けそう。
明確なターゲット設定し、「外側まで笑いを届ける」という意識を強めることで、相互が楽しめるネタになることでしょう。
芥子壺さんは、新境地である流れ星のネタを披露。
自身のキャラクターを存分に活かしたネタで、7/2のライブでも発表されていましたが、さらに改良を加えたバージョン。
後半にある有名な歌が追加されていましたが、この歌のインサートが実に効果的。
さらに面白くなっていきそうな予感がしました!
シアリスは、実験的なネタを発表。
ヤマタノオロチの除霊という、かなりぶっ飛んだ設定の漫才コント。
ネタを書かれている畠山さんが、実際にヤマタノオロチに憑りつかれた人の話を耳にしたことから、できあがった漫才です。
突飛な発想なだけあり、どういった理由づけをできるかがポイントになりそうですね。
さて次回から、新しい塾生さんが入られることになりました!
メンバーも増えさらなる活気が生まれること間違いなしのお笑い塾。
次回の授業レポートは、2週間後となります。
暑い日が続きますが、みなさん熱中症に注意して暑い夏を乗り切ってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
文・写真 高田豪(大阪お笑い塾代表)
コメント
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