2021年8月14日の授業レポート「演芸作家・石山悦子さん現る!」「トマト刑事トマティーンの啓蒙活動」

荒天が続いておりますが、みなさんお変わりないでしょうか?

今年は新型コロナウイルスだけでなく、天候がかなり不安定で、予定の変更を余儀なくされている方もいらっしゃるでしょう。

さてお笑い塾の授業の前に、今回もネットラジオの収録がございました。

ゲストは写真中央・帽子のお姉さまです!

演芸作家・石山悦子さんがラジオにゲスト出演!

今回のゲストは演芸作家の石山悦子さん。

様々な演芸が大好きな、MC高橋さんは石山さんに聞きたいことがめちゃくちゃたくさんあったそうです。

夢路いとし・喜味こいし師匠、海原やすよともこさんといった漫才師さんに漫才台本を提供されたこともラジオの中で語ってくれています。

創作秘話など、ネタを作るヒントがたくさんありますので、ぜひ下記からお聴きくださいませ。

第10回お笑い塾ラジオ『演芸作家の石山悦子さんをお招きして』

 

下記は石山さんが企画された『演芸番外地』です。

快楽亭ブラックさんと三浦マイルドさんという、コアなお笑い好きが狂喜乱舞するおふたり。

2席ずつのネタ、演目がありトークコーナーも!

トークコーナーでは、石山さんが司会を務められます。

興味がおわりの方は、ぜひ9月23日に十三のシアターセブンへお越しくださいませ。

詳細情報はこちら↓↓↓をご覧ください!


「第三回 演芸番外地」

開催日
2021年9月23日(木・祝)

時間
17:30開場 / 18:00開演

料金
前売、当日:3,000円
配信:2,000円

前売予約
(7/26(月)正午より販売開始)

TiGET
https://tiget.net/events/130980

メールアドレス
info.sanuki@gmail.com

※配信は後日録画した内容を下記サイトにて
販売いたします。

【配信サイト】
https://kansaiengeicenter.stores.jp/

企画制作 演芸番外地企画室(石山悦子・讃岐邦好)

問い合わせ先
info.sanuki@gmail.com


ネタ作り=世界を作って届けること

最近、お笑い塾の講義では、繰り返し「世界」「世界観とは?」「世界を作る」というお話をしています。

抽象的ですので、もっと具体化させていきましょう。

桂米朝師匠は「芸や落語は催眠術」「世界に引っ張り込む」という言葉を残されています。

もうひとつ米朝師匠の言葉を拝借いたしましょう。

これは演芸の本質を突いています。

演者とお客さんが一体となって、再現できない世界を作り上げるのが寄席やライブ。

映像を通してでは伝わらないものがあるのです。そういう意味では、ネタは非常に儚く完璧な再現は不可能です。

だからこそ、直接会場に足を運ぶのがライブを味わう醍醐味となります。

さて世界的ベストセラーになったサピエンス全史では「虚構(フィクション)の発見」について触れられていました。

催眠術にかかるというのは、虚構の世界に没入するということ。

催眠術からの連想で、ディズニーランドにも触れました。

ディズニーランドが『夢の国』と呼ばれ、多くのリピーターの獲得に成功しているのは、ファンタジックな世界への誘いを徹頭徹尾やっているからでしょう。

ディズニーランドに足を踏み入れた『夢の国』の住人になった人に対して、「あんなもんネズミやん」「中におっさん入っとるで」「時給なんぼやろな?」などと無粋なことを言ってはいけません(笑)

現実ばかりでは辛すぎるため、人類は虚構を発明したのかもしれないですね。

虚構の世界だからこそ作り込む

例えばディズニーランドに入った途端、ミッキーの中の人が油断して、頭部だけ外しているのを見たら興ざめですよね?

ネタ作りも同じ。

虚構だからこそ、届ける側は油断せず整合性を高める必要があります。

すみません、ややこしい話になってきましたね。具体例を挙げましょう。

例えば江戸落語を楽しんでいたのに、江戸時代には存在しないものが出てきて、しかもそれに触れられることもなく話が進んだら、モヤモヤが残るはず。

ネタを見ていて「ん?」「どういうこと!?」という違和感、疑問点が山積みになってくると、お客さんは「ようわからん世界やわ」と離脱しかねません。

違和感や疑問点を回収して笑いにする手法は、フリとオチの構造なのでOKです。

しかし、そのまま置きっぱなしにしておくということは、ゴミを片付けることなく放置しているのに等しいでしょう。

演者がキャラクターに合っていないネタやボケをするというのも、世界に入り込めない理由のひとつになります。

作ったネタには愛着が生まれます。大切なネタであれば、ディティールも含めて矛盾なく作り込む必要があるのです。

猛暑を超えるネタへの熱量!ネタ披露のお時間

お笑い塾では最後に設けているネタの時間が、毎回おおいに盛り上がります。

今回は石山悦子さんも、ネタに対してのアドバイスをしてくださいました!

お笑い塾にはトマト刑事トマティーンが塾生として在籍しています。

この姿で授業を受け、しっかりノートにメモをとる勉強熱心さを見せてくれています!

メタボリック将軍が「野菜撲滅計画を立てている!」と聞きつけたトマト刑事は「放置してられない!!」と奮起。

使命感を持ち、ネタ作りにも臨んでおられるトマティーン。

フリップ芸をやってきた、トマティーンですが、今回は歌ネタにチャレンジ。

わかりやすく、トマティーンがメッセージを伝える対象である、子供たちにも喜んでもらえそうな内容でした。

客目線に立つと、どこに焦点を絞るかは、かなり重要な要素。

1ネタ1メッセージ(1テーマ)を意識すると、さらに良くなりそうなトマティーンでした。

 

青い化け物ちゃんと共にネタ道を突き進む芥子壺さん。

色々なことに造詣が深い芥子壺さんは、君が代の歌詞の意味をテーマにしたネタを披露。

言葉に対して強い興味やこだわりを持つ、芥子壺さんらしい切り口でした。

授業後は『C★マン』という若手が集うライブに出た芥子壺さん。「外側へネタを伝えていく」という意識がますます強くなってきた感じがして、頼もしい限り。

青い化け物ちゃんは、一度見たら忘れづらいインパクトがあるので、これから青い化け物ちゃんネタを深めてもらえると嬉しいです。

 

お笑い塾のネタ番長碓井さんは、毎度、新ネタをひっさげてやってきてくれます!

他の塾生さんも、碓井さんのネタから吸収するものが多く、お笑い塾に欠かせない人材となりました。

今回、2本のネタを熱演してくれた碓井さん。

いずれもサラリーマンという設定で、心の機微というディティールを描く能力が高い碓井さんらしいネタ。

碓井さんは振り回されたり、追い込まれる立場やキャラがフィットします。

ネタを見てくださった石山さんから板挟みにされるようなポジションを演じてみてはどうでしょう?」という、碓井さんのキャラをしっかり活かせる助言をいただきました。

お盆シーズンですが、今回もお笑い熱の高い内容になりました。

石山悦子さん、最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました!

ぜひまた遊びに来ていただけると嬉しいです。

石山さんがやっておられる大人女子のYouTubeチャンネル『まめんこ給湯室』もよろしくです!

次回の授業レポートは9月となります。

2021年は色々と翻弄されることも多いですが、笑うことを忘れずに日々をお過ごしいただけると幸いです。

それではまた!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾・塾長)

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