2026年8月29日 レギュラーコース「【コント】うざがらみカスタマーサービス」「ネタ見せ」
こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。
まずは嬉しいお知らせから▼
先日、芥子壺さんの初単独ライブが、千林大宮にある「まるで宇宙」さんで開催されました。
ホンマに満員御礼で怖いぐらいでした。
私はこんなに愛され力があったのかと...。
本日は、足をお運びいただきありがとうございました。
気合と根性と「ありがとう、世界。」で走り切れました。
とりあえず、寝ます。#まるで壺中天#まるで宇宙 https://t.co/LIGraFQAdW— 芥子壺(けしつぼ) (@mad_logic_009) August 30, 2026
当日は、お笑い塾関係の人もふくめ、大勢の方が集い満員に。
当塾の歴史を振り返りますと、漫才塾として始まり、そのあと大阪お笑い塾としてリニューアルされました。
そこで初めての塾生となったのが、芥子壺さんだったわけです。
その芥子壺さんも、すっかりお笑い塾ではベテランの域に。いやあ、時が経つのはほんと早いですね。
塾外でも、積極的に行動されている芥子壺さんの積み重ねが実を結んだ、素晴らしいライブとなりました!
ナニニャーゴがネトラジ出演!
名古屋出身なすPと、なにわ出身の塚田さんの女性コンビのナニニャーゴが、お笑い塾のネットラジオにゲスト出演してくださいました。
下記からお聴きいただけます。
名古屋でのM-1挑戦に向けての想いを語ってくださっています▼
午前中はビギナーコース
大阪お笑い塾では午前にビギナーコース、午後にネタを作るレギュラーコースを開催しています。
8/29のビギナーコースのレポートは、こちらからお読みいただけます▼
「うざがらみカスタマーサービス」を実演
今回の授業では、電話でのクレーム対応をテーマにしたコントに挑戦しました。
設定は、購入した製品が壊れたため電話をかけた客と、それに応対するオペレーターという、わかりやすいやり取りです。
今回は、オペレーター側が「うざがらみ」をするというのがボケです。うざがらみとは、文字通り、うざいからみのことなのですが、笑いは誰かの困りから起きることがほとんど。
実際にやられたら困る、うざがらみを、ネタで面白く脚色すると笑いの材料になるのです。
まず、構造を確認してから
実演に入る前に、このコントがどういう仕組みなのかをお伝えしました。
ポイントは「困っている人が助けを求めた先で、もっと困らされる」という構造です。
客は最初から「製品が壊れた」という困りを抱えて電話をかけています。本来ならその困りを解決してくれるはずの窓口で、さらに新しい困りに直面していく。ここが、うざがらみ系コントの核心です。
そして電話という設定そのものが、逃げ場のなさを作っています。物理的に鍵がかかっているわけではないのに、「途中で切るのは感じが悪い」という日本人的な配慮が、客をその場に留まらせます。
名前に関する、うざがらみ
実演では、まず客が名前を名乗るところから始まりました。たとえば、高田という名前を説明するとき「高い低いの高いに、田んぼの田」というのが通常の伝え方です。
この説明を、ネガティブ方面に持っていくと「高みの見物の高に、田吾作の田」になります。
こういった失礼表現を、オペレーター側がするというのがポイント。失礼ボケが成り立ちます。
次に商品の症状確認ですが、「急に壊れた」の「急に」を100点満点で点数化させるという展開に。
急に「急の定量化」を振られたお客さん側が「80点くらいですかね」と数字を出した瞬間から、オペレーター役がその数字にどんどん食いついていく。
一度答えてしまった数字が、次の困りの材料にされてしまう様子を、演じながら実感してもらえたようです。
「議事録」で場内が沸く
今回のコントで笑いが起きたのは、客が何気なく口にした一言に対して、オペレーターが堂々と「議事録にも残っております」と返す場面でした。
存在しないはずの証拠を持ち出されて、客が「えっ、議事録あるんですか?」と戸惑うと、「私の脳内にセルフ議事録が存在します」という返し。
この、いかにも正しそうな顔をしながら実は何の根拠もない発言に、自然と笑いが起こりました。
「切ったふり」で締める
ラストは、追及の展開から一転して、オペレーターが急に人生相談のような励ましを始めるという着地です。
客が困惑しながら「修理してほしいだけなんですけど」と言うと、オペレーターは「頑張って!応援してますよ」と一方的に電話を切ろうとする。
しかし実際には切っておらず、オペレーターが口で「プープー」と言っていただけだったという二段オチで、コントを締めくくりました。
特によかったコンビをピックアップ
期待の新人KさんとMさんのコンビ。

組まれたのは初めてでしたが、呼吸がバッチリで元の台本のアレンジ、すなわち「崩し」も見事。
他の塾生さんからは「スゲー!」という感嘆の声が上がっていました。
新しい風が入り、どんどん笑いへの熱量が上がっています!
ネタ見せ
9/5に、玉造にある「ライブ喫茶亀」で開催されるお笑い塾の主催ライブ「OSAKAお笑い寄席」。
今回は、そこへ向けたネタ見せのラスト!
10本以上のネタが披露されました。
ちなみにこちらは、ライブの企画コーナーの予行練習。

シュールな絵ですが…笑
どんなコーナーになるのかは、当日のお楽しみ!

こちらは期待の新生Mさん、2本のネタを作ってくるというモチベーションの高さにポテンシャルを感じます。
2本のネタをやっていただきました。
「今日の反応を見て、9/5の本番でどちらをするかを決めたいです」とおっしゃっていました。
前回のネタ見せで披露されたネタの方が、設定やシチュエーションがわかりやすいという声が多かったので、そちらをやられることに。
漫才、コント、ピン芸となんでも、できそうな逸材という感じがいたしますね。

Kさんも2本のネタをひっさげて登場。
「名前の間違われ方」など、共感しやすいネタ選びができていました。
緊張感を演出するのが上手な方なので、隙やポップさなどが加わると鬼に金棒でしょう。
地頭のいいKさんは、試行回数を重ねながら、ご自身にぴったり合うネタを探している感じがいたします。
ネタってたくさん試さないと、なかなかフィットするものが発見できません。
地道な積み重ねに頭が下がる思いです。

此花六丁目さんは、初めてフリップネタに挑戦されました。
此花さんといえば、マニアックなボケが持ち味。
その妙味は、毒やシュールさのさじ加減によって変わります。
前回のライブに出演された際に「だんだんと笑いがとれる感覚がわかるようになってきました」と語られていましたので、ネタの精度もどんどん上がっていくのではないでしょうか。

お笑い塾のフリップ芸の使い手といえば、やはり鉄道芸人のしろみずさん。
フォントサイズに悩んでおられた、此花六丁目さんにとっても、しろみずさんのフリップの見せ方はきっと参考になったのではないでしょうか。
鉄道の知識が豊富なしろみずさんですので、「なるほど!」と頷くところはふんだんにありました。
あとは「いかにボケを入れるかが?」がポイントになります。
お笑い寄席のお客様は、笑いを期待されているので、そこへ応える姿勢は欠かせません。

翌日、単独を控えていましたが、急遽、駆け付けてネタを披露してくれた芥子壺さん。
「相性のいい組み合わせ」という枠組みで、芥子壺さんらしい、独特のチョイスをしてくれました。
そのあとに、しっかりフォローセリフを入れられていたので、ひとりよがりにならない着地になっています。
笑いの世界観とは「その人から、現実世界がこのように見えている」という視点の提示。
みんなが似たり寄ったりでは、面白くありません。その人独特の切り口は、当人の持つ視点から生まれます。

ゴッケンのおふたりは、レンタルビデオという昭和、平成に成人していた人からすると、たまらない設定です。
極楽さんは、エプロンをつけて、本番用の装い。
前回よりも、セリフがしっかりなじんでいて、おふたりの立ち位置も明確になりました。
「困るキャラをさせたら、右に出る者はいない」と称されるケンさんの個性もしっかり発揮されており、見やすいネタに仕上がっていました!

ナニニャーゴは、もともと3分あったネタを2分に短縮。
M-1の一回戦に向けたネタに作り替えました。
テンポもおふたりのキャラもしっかり出ており、面白いネタに仕上がっていますので、あとは1分50秒ほどで収められるようになれば、万事OKです!

アホーイは、前回よりもネタ時間が長くなってしまいましたので、改めてテンポを意識して端的に展開していくというのが大切になりそうです。
この日は、たくさんのネタに参加されていた、なすP。
お笑いの引き出しがどんどん増えていることもあり、ひっぱりだこ状態🐙
新塾生の方が増えたこともあり、最後まで白熱したネタ見せとなりました。
今年のお笑い塾は、夏に新しい方が立て続けに入られたこともあり、秋から冬にかけての展開が非常に楽しみですね。
きっとさらに面白いコミュニティになるはずです。
ご期待くださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
高田豪(大阪お笑い塾・代表)

