2026年9月12日 レギュラーコース「第37回お笑い寄席回顧」「フリップネタに挑戦!」「ネタ見せ」

こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。

 

今年は去年より、少し過ごしやすい9月という感じがいたしますね。

 

さて、先日、ライブ喫茶亀で大阪お笑い塾の主催ライブ「OSAKAお笑い寄席」が開催されました。

まずは、そちらの模様をお伝えいたしましょう。

第37回OSAKAお笑い寄席の回顧

今回、初MCを担当した、広瀬きゅうりさん(写真左)。彼を、優しくサポートしてくれたのが、赤いシャツが鮮やかなサンズのたくまさん。

初めての組み合わせでしたが、息はバッチリ!

冒頭から、会場が盛り上がりました。

 

トップバッターのナニニャーゴ。

今年、初めて名古屋で行われるM-1グランプリに挑戦されるそうです。

ゴッケンはオーソドックな設定のコントをしっかり練り上げました。

次も同じコンビで出られるそうですので、今後が楽しみですね。

こちらは、単独ライブを終えて乗りに乗っている芥子壺さん。

大阪お笑い塾の第一期生で、とんでもない舞台数を誇ります。先日、「C☆まん」で好成績を収め、9/19に行われるコメスタへ堂々、進出されることが決まりました。

此花六丁目さんは、初めてフリップネタに挑戦!

芸の幅が広がりました!

フラのある、しろみずさんは、ボケ以外のところでも、笑いがとれる稀有なお方。

今回も、たくさんの笑いをとっておられました。

エンディングでは、塚田さんからお知らせが。

サンズのレオンさん、幸太郎さんが温かい笑みで見守っています。

いつも見に来てくださっている方に配慮して「これを、しっかりお伝えしておきたい」という塚田さんのメッセージが届いたようです。

今回も、大いに盛り上がったOSAKAお笑い寄席でした。

ご来場いただいたお客様、出演者のみなさまありがとうございました!

次回の、お笑い寄席は11月7日、ライブ喫茶亀で開催されます。

引き続きよろしくお願いいたします!


初めての「フリップ自己紹介」実演授業

それではお笑い塾9月12日のレギュラーコースの授業のレポートに入りましょう。

今回の授業では、初めて全員がフリップを使った自己紹介ネタに挑戦しました。

授業内でフリップを実際に作成し、その場で発表するという初めての試みでした。

フォーマットの説明

今回使用したフォーマットは、次のような構成です。

【1枚目】基本情報
年齢・出身地・長男/次男/長女/次女・血液型・好きなお笑い芸人・お笑い塾でのあだ名
(項目は各自アレンジ可能)

【2枚目】
「今日、初めて私の秘密を明かします。実は私……」

【3枚目】
(   )なんです(秘密の暴露)

【4〜5枚目】
3枚目の内容に対する、セルフツッコミやリアクションで広げる

【最後の一枚】
締めの言葉
例:「こんな私ですが、これからもよろしく」

このフォーマットを説明する際、フリップという道具を使う最大の意味は、「情報を出すタイミングを完全にコントロールできる」ことにあるという点をお伝えしました。

漫談とは異なり、視覚情報だからこそ溜めを作りやすく、フリを丁寧に積み上げてからバラシでオチを入れて笑いを取るという、お笑いの基礎となる一連の流れを、体感的に学べるのが今回の実演の狙いです。

それぞれの個性が光った実演

授業内で実際にフリップを作成し、順番に発表してもらいました。基本情報を一枚にまとめ、そこから「実は私……」で溜めを作り、秘密を明かす。この流れを、全員が初めて体験することになりました。

勇気を振り絞り、大きな秘密を開示してくれたケンさん。

勢いよく書きなぐった書体がケンさんらしくて、味がありました。

「飛び出せ青春」て、懐かしい響きです笑


最近、ネタのクオリティがどんどん上がっているKさん。

ご自身の細かい性格やこだわりを上手く客観視しながら、笑いに変えられていました。


図画工作が得意な芥子壺さんは、表紙にイラストを入れるというひと工夫を。

文字だけでなく、イラストを適度に挟むことで、ポップになりますね。

「溜め」を作ることの難しさ

実演を通じて何人の方が口にしていたのが、「2枚目でしっかり溜めを作る」ことの難しさでした。

緊張すると、つい早くめくってしまい、フリの効果が薄くなってしまう。逆に溜めすぎると間延びしてしまう。この絶妙な加減を、実際に自分の手でフリップを操作しながら体感してもらえたのは、今回の授業の大きな収穫だったかもしれません。

また指が乾いて、次のページへすぐには飛べないというハプニングも。めくりを自在にするというのは、意外と骨が折れるものなのです。

言葉だけで「フリを意識してください」と伝えるよりも、フリップという物理的な道具を使うことで、フリとオチという構造そのものを体で覚える機会になったことでしょう。

また見せる角度も重要です。慣れていないと、紙が傾いてしまったりすることもありますので、「お客さんの視点から見て、しっかり情報が認識できているか?」の確認も大切です。

フリ・オチ・ツッコミを、一人で分解する体験

今回のフォーマットの本質は、通常なら二人で分担するフリ・オチ・ツッコミという役割を、一人で、しかも紙一枚ずつに区切って体感できる点にあります。

1枚目:前置き
2枚目:フリ
3枚目:オチ
4〜5枚目:ツッコミ
最後:締め

この構造を意識しながら発表することで、普段の漫才やコントの練習では感覚的にしか捉えられなかった「今、自分はフリをしているのか、オチているのか」という区別を、はっきりと自覚できたという声が多く聞かれました。

初めての挑戦を終えて

初めての試みということもあり、緊張感のある空気の中での実演となりましたが、全員が最後までやり遂げ、それぞれの個性が詰まった自己紹介ネタが完成しました。

フリを作り、バラシでオチを入れて笑いを取るという、お笑いの最も基本的な技術を、視覚情報という新しい道具を通じて体感できた授業になったのではないでしょうか。

ネタ見せ

お笑い塾のレギュラーコースでは、毎回、授業の最後に主催ライブへ向けたネタ見せを行います。

今回も、熱量高いネタが披露されました。

先日のお笑い寄席で初めて、ネタを披露されたMさん。

今回は、「新たな試みを」ということで、フリップ芸にチャレンジ。授業の内容ともシンクロしていました。

ご自身のお仕事をネタに組み込まれたのは大正解。

解像度の高い分野ならではのリアリティを出せます。


Kさんは、音を使った新ネタを作ってきてくれました。

オンライン麻雀というネット社会ならではの設定を活用し、ボケの多い楽しいネタになりそうな予感。

キャラクターのリアリティや感情の動きをしっかり描ければ、さらにネタのレベルが上がるでしょう。


ナニニャーゴは、M-1初戦に向けた最終調整。

初戦のネタ時間は、2分ですが、今のままでは少し超過しそうな不安も…。

今回は、他の塾生さんから出たアイデアを入れ、調整したネタをその場で披露するという珍しい一幕がありました。

1分40~50秒に収まるように仕上げれれば、バッチリです。

名古屋の舞台で、漫才をめいっぱい楽しんでいただけると嬉しいです!

ライブの翌週から、「こんなネタをしてみたい」と次々に新ネタが披露される光景に頭が下がる思いです。

11/7のライブに向けて、次回も個性豊かなネタが発表されることでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

高田豪(大阪お笑い塾代表)

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