みなさん、こんにちは。
大阪お笑い塾の代表の高田豪です。
7月からスタートしたお笑い塾のビギナーコース、おかげさまでご好評をいただき次々と新しい塾生さんが入られております。
ビギナーコースのレポートは、下記からご確認いただけます▼
さて先日、玉造にある「ライブ喫茶亀」で大阪お笑い塾の主催ライブ「OSAKAお笑い寄席」が開催されました。
まずはそちらのレポートからお伝えいたします!
「第25回OSAKAお笑い寄席」の回顧
OSAKAお笑い寄席は、お笑い塾の塾生と3PEACEの芸人さんによる合同ライブです。
2ヵ月に一度のペースで開催されている、OSAKAお笑い寄席も気づけば25回目を迎えました。
今回も客席はお客様でぎっしり。根強いリピーターに支えていただいている当ライブですが、「初めてお笑い寄席の観覧に来ました」という方もいらっしゃいました。
今回のMCを担当してくれたのは、大阪男塾の塾長とヒュンゼンさん。おふたりは3PEACEの先輩、後輩の関係です。
フレッシュなヒュンゼンさんの盛り上げで、会場はすぐ温まりました。
ピンネタ、コント、漫才と熱量高いネタが披露されました。
M-1の1回戦を突破した大阪男塾は、10月の2回戦に向けてネタをブラッシュアップ。
今夏にキングオブコントで準々決勝をはたした大阪男塾は勢いに乗っています。今年こそは「M-1でも3回戦より上へ進出!」と燃えているのが伝わる漫才でした🔥
犬飼さんは、スクリーンを使ったネタに挑戦!
「名探偵コナンの魅力」をマニアックな視点から語り、さすが犬飼さんという安定した笑いの取り方をされていました。
コーナーでは、お笑い塾の塾生たちが塾長に悩み相談をもちかけるというもの。
ケンさん、此花六丁目さん、栗尾真理さんが出場。
栗尾真理さんが、どっかんどっかん笑いをとっておられました。
組み立てのコンビもいれば、熟練の安定したネタをされる栗尾真理さんのような方も出演いただいているお笑い寄席。
キャリアの浅い人からすると、先輩から学べる点も非常に多いのではないでしょうか?
第26回目のOSAKAお笑い寄席は、11/9(土)の14時開演です。
会場は、今回と同じくライブ喫茶亀です。ぜひ次回もお越しいただけると幸いです。
50代の青春⁉ ネトラジでオジーサンズがM-1挑戦を振り返る
今年、お笑い塾で組まれたコンビ、オジーサンズ。
此花六丁目さん、てっさんの同い年コンビなのですが、なんと結成数カ月ですでにM-1へ挑戦されたことが判明!
行動力に頭が下がります。
「一回戦の司会の、へびいちごさんから本番前に話しかけてもらいテンションが上がった」など裏話も含めて、話してくださいました。
下記からお聴きいただけますので、よろしくお願いいたします▼
形容矛盾「オクシモロン」はアイデアの宝庫!
「きれいは汚い、汚いはきれい」は、シェークスピアの4大悲劇のひとつ「マクベス」の台詞です。
- きれい
- 汚い
こういった矛盾するふたつの言葉を含む形容を、オクシモロン(撞着語法)と呼びます。
さて次の文章を見比べていただいて、どういった感想を持たれましたでしょうか?
- カラス だから 黒い
- カラス なのに 白い
後者の「カラスなのに白い」は、オクシモロンに該当します。
カラスは黒いのが前提です。前提である黒を、くつがえす白。「えっ、白なのにカラスって、どういうこと⁉」といった疑問は、心に引っかかりを作り興味を引きます。
実は、こうした矛盾する要素の掛け合わせは、お笑いのネタやキャラ設定に活用しやすいのです。
「水曜日のダウンタウン」で持ち前のゲスさを売りにしてブレイクしたクロちゃん。
彼は、いかつい見た目なのに甲高い声をしています。このギャップこそが、オクシモロンですね。
「見た目はおじさん なのに(BUT) かわいらしい声の持ち主」という矛盾するふたつの要素をクロちゃんは持っています。
ネタやキャラ設定で煮詰まった際は「いかに矛盾する要素が入っているか?」をチェックするといいでしょう。
ネタ見せ
お笑い塾の授業では、毎回、最後にネタ見せの時間を設けています。
11/9のライブに出演される方が、早くも新ネタに着手。どのようなネタが披露されたか見ていきましょう!
……と、その前に。
7月から始まったビギナーコースの講師を務める、高橋さんが今回もおすすめ本を紹介してくれました。
高杉良さんの「転職」。
「転職」は、マーケティングを武器に様々な業界を渡り歩く人物をリアルに描いた小説なのですが、「マーケティングというのはお笑いの世界でも、大いに活かせます」と高橋さん。
過去にマーケティングを得意とした3大お笑い芸人は、
- 島田紳助さん
- 西野亮廣さん(キングコング)
- 中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)
です。
上記のお三人はいずれも、お笑い以外のビジネスで成果を出しているというところが興味深いですね。
さて、それではネタにまいりましょう。
オジーサンズは、てっさんが初めて書いてきた漫才です。
てっさんがBARを訪れ、此花六丁目さんに接客される漫才コント。
BARの店名がフリになっており、そこで最後に笑いを回収するというベタな構造を入れられていたのが、よかったです。
此花六丁目さんが、てっさんを翻弄するという構図ですので、どんどんボケを入れていき、最後てっさんが「さっきからなんやねん、お前!!」と怒りの感情でツッコめるような流れにすると、さらに見どころが増えて面白くなります。
シアリスは、久々に塚田さんが武闘着着用での漫才です。
前回のライブのあと「冒頭でわかりやすい共感、つかみを入れると、お客さんがネタに入りやすいかも?」という話になったのですが、早速、そこが反映されていました。
漫才の導入で、塚田さんの衣装に「何ですか、その格好は⁉」とツッコミを入れる畠山さん。
そこから本題のテーマ、占いに入ります。
シアリスは、まず叩き台を作りそこから意見をもらって仕上げるスタイル。
今回も「ここに対するアイデアがほしいです」と畠山さんが口にして、他の塾生の方からの意見をメモしておられました。
11/9(土)のお笑い寄席で、オジーサンズ、シアリスがどういった漫才を披露されるか、今から楽しみです!
次回のお笑い塾は、2週間後の9/28(土)です。
それでは、また次回の授業レポートでお会いいたしましょう。
こちらのレポートを書いているのは9/15(日)の午前中なのですが、本日、第13回 関西演芸しゃべくり話芸大賞の予選に、お笑い塾の方々が出演されるので、今から応援に行ってきます💨
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
写真・文 高田豪(大阪お笑い塾・代表)
コメント
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