2024年5月11日の授業レポート「第23回お笑い寄席回顧」「芸人マインド」「聞き出す力をUP」「ネタ見せ」

授業レポート&ライブレポート

こんにちは。大阪お笑い塾の講師の高田豪です。

本日は、まかなんで授業が行われました。

お笑い塾に通われている方々は、関西在住の方がメインなのですが、遠方よりお越しになられる方もおられます。

本日、見学に来られた方はなんと愛知から!!

その情熱に頭の下がる思いです。

授業レポートの前に、先日、行われたOSAKAお笑い寄席を振り返りましょう。

第23回OSAKAお笑い寄席回顧

2024年5月4日、玉造の「ライブ喫茶亀」でOSAKAお笑い寄席が開催されました。

ゴールデンウイーク中でしたが、客席は満席でたくさんのお客様にお越しいただきました。

ライブの司会を担当してくれたのは、3PEACEの大阪男塾の塾長と、よこたつやさん。

 

昨年、入塾したお笑い塾最年少のフッキーが、この日、初めてお笑い寄席でネタを披露。

写真の白いシャツの男性がフッキーです。

先輩のケンさんとの漫才コントをされていたのですが、初舞台と思えないほどドッカンドッカン受けていました。

ケンさんのサポートもお見事。「さすはお笑い塾の先輩!」といった感じです。

フッキーの今後の活躍が楽しみですね!

 

前回、お休みだった栗尾真理さんがお笑い寄席でハイクオリティのネタを上演してくださいました。

共演者からも「めっちゃおもろい、栗尾さんらしいネタ!」と称賛が。

栗尾さんがいかんなく、その実力を発揮されていました。

 

今回は、たかたかやまの高橋さんにフォーカスしたコーナーがありました。

「どうすればファンが増えるのか?」とお悩み中の高橋さん。

お笑い塾、3PEACEの面々から、様々な助言をもらうくだりで、大いに盛り上がりました。

まだキャリアの浅い人からアドバイスを送られた高橋さんが「なんでお前に、上から言われなあかんねん💢」と逆ギレする一幕も⁉(笑)

コーナーMCの幸太郎さんも「アドバイスのていで、むちゃくちゃ言うてるわ~」と、思わず笑顔に。

高橋さん、レオンさんのダブルサングラスメン。ブルースブラザーズを思い出します😎笑

毎回、コーナーは異様な盛り上がり方をするのがOSAKAお笑い寄席の特色です。

コーナー後の3PEACEブロックでは、

ヒュンゼンさん。

 

よこたつやさん。

 

大阪男塾が躍動!

 

最後はバッチリ大阪男塾が締めてくれるので、毎回安心してトリをお任せできます。

ご来場いただいた、みなさまありがとうございました!

次回は、7/6(土)の14時開演です。次回のお笑い寄席も、引き続きよろしくお願いいたします!

芸人の「おいしい」を考える

お笑いの価値観は、社会の価値観と異なります。

 

社会では「礼儀正しい」「常識がある」などはプラスの要素ですが、これをそのままお笑いの舞台に持ち込んでも面白くありません。

 

お笑い塾の講義で、何度か「お笑いの根底にあるのは、ネガティブなもの」とお伝えしています。

それをいかに創意工夫してお笑いのネタに仕上げるかが、腕の見せどころ。

誰かの困りは笑いになりやすい要素ですが、困っている当人にとってはネガティブな状況にちがいありません。

 

お笑いでは「意図的に自分をネガティブな状況へ陥らせる」という変換がなされるため、そこを取り違えると笑いをとれなくなります。

 

お笑い芸人が多数出演する番組で、お世話になっている先輩がいる前で、先輩の秘密を暴露するというノリがあります。

 

いきなり秘密をバラされた先輩は「おい、やめろ。聞いてへんで!」と取り乱しますが、この困っている様がお笑いになるわけです。

 

もし会社で同じようなことをすると、総すかんを喰らってその日から誰も口を利いてくれないでしょう。

 

お笑いとしてのおいしいは、世間的にはタブーとされる要素を含みます。

 

今回は芸人マインドの実習の一環として「自分はちょっと性格悪いかも?」と感じた瞬間を、面白エピソードとして昇華するワークに挑戦いただきました。

ひときわ印象に残った方をピックアップいたしましょう。

塚田さんは、ちょっとしたいたずら心で、ペットのハムスターに大変なことをしてしまった話をしてくれました。

普段の塚田さんからは考えられない行動に「マジで!?」「そんなことするキャラだったっけ?」と驚きの声が上がります。もちろん冷や冷やさせたあと、最後は安堵する緊張と緩和のメカニズムを上手く取り入れた展開でした。

犬飼さんは「あるアイテムを実姉に買わせるべく、画策した若き日の思い出」を語ってくれました。

人間心理を操ることに長けている犬飼さんは、あるテーマパークを訪れる前に「いかにあのアイテムが素晴らしいか」を説くという伏線を張りました。

そして、姉妹でテーマパークに行った際、犬飼さんが事前にプレゼンしたアイテムをお姉さんがついに買う運びに。

数日前から入念に計画を立てていた犬飼さんは、内心「しめしめ」と思ったのと同時に「なんて素直に姉は私の言うことを聞いてくれるんだろう」と愛情を感じたのだとか。

淡々としておりポーカーフェイスな犬飼さんですが、内面での感情の動きはかなり豊かですね。

取材して相手の魅力を伝えるワーク

お笑い塾へ通っている方で

・人前で緊張するのを改善したい

・人前で堂々と話せるようになりたい

といった目的をお持ちの方が、多数おられます。

「お笑い芸人は、コミュニケーション上手」というイメージがありますが、売れている芸人さんほど、相手から言葉を引き出すことがお上手。

しゃべりっぱなしのイメージが強い明石家さんまさんも、実はゲストの話にしっかり耳を傾けて、質問を投げかけ巧みに引き出しておられます。

 

ときどき「どこでも立て板に水のトークができる人ほど、人気者」と思われている方がおられますが、実はそうじゃありません。

求められていない場所で一方的に話す人は、どちらかといえば疎まれます。

コミュニケーション上手な人ほど、相手の話に耳を傾けて質問できるんです。

つまり相手に関心を示せる人ほど、人間関係が円滑なんですね。

前置きが長くなりましたが、今回は、2人1組に分かれていただいて「相手の魅力を取材して、相手の前でプレゼンしよう!」という企画を行いました。

必要なのは、取材中相手に質問をして魅力を引き出す工程ですね。

みなさん、熱心に取り組んでくださいました。

こちらは高橋さんとケンさんの打ち合わせ風景。

最近、ケンさんがいい感じで高橋さんをいじるようになっているのが面白いですね。

さて、どのような発表になったか見ていきましょう。

畠山さんは「しろみずさんは、すでに悟りの境地に達しつつある」というすごい角度で切り込みます。

何が起こっても淡々と不動心を続けるしろみずさんの辞書に、動揺という言葉は見当たりません。

確かに粛々とネタを披露し続け、地道な改善を続けられるのはしろみずさんの強みですね。

 

ケンさんは、熱をこめて高橋さんの魅力を語ります!

途中から魅力を伝えるというていで「高橋さんのこれまでのやらかし」の発表にスライドさせていったのが功を奏し、笑いが広がっていきます。

高橋さんはマスクの中の口をもごもごさせていましたが、発表が終わるまで口を挟んではいけないルールなので、さぞ焦れたお気持ちで聴いていたことでしょう。

ケンさん、持って行き方がナイスです!!

お笑いの腕が上がってますね!!

ネタ見せ

お笑い塾のネタ見せは、主に2ヶ月に1度の定期ライブに向けて行われますが、それ以外の用途でネタ見せをしていただくのも、もちろんOK。

アクティブな芥子壺さんは、先日、YouTubeで作家さんと対談しておられました。

「小倉マサ志の まじめTV」に出演されています▼

さて今回のネタ見せは、お笑い塾の授業後に出演されるライブでやられるネタでした。

芥子壺さんといえば、小道具に定評があります。

今回、さらにパワーアップした小道具がこちら▼

ケースに入っている様だけ見ると「中身はギター?」と思えるほどのビッグサイズ。

ネタは赤い法被を羽織っての通販ショッピング。

これまで価格設定に改善の余地ありということでしたが、今回は共感できる価格設定だったので、すっとネタの世界に入ることができました。

どんどんインパクトが大きくなっていく芥子壺さんのネタに、一同、興味津々でした。

 

高橋さんは安定の漫談を披露。

見学者の方も「しゃべり慣れていて、堂々として聞きやすかったです」とおっしゃっていました。

漫才だけでなく漫談も自在に話せるのが、高橋さんの強みですね。

 

鉄道芸人のしろみずさんは、次回のお笑い寄席に向けたネタを初下ろし。

ボケだけでなく「へえ、知らなかった!」と好奇心を刺激される箇所が多数ありました。

6分以上のボリュームがありましたので、削れる箇所を削って4分以内にまとめると見やすいネタにしあがりそうです。

 

シアリスは、前回、イマイビルで上演した漫才をブラッシュアップ。

最後にアクシデントがあったものの、そこは長年コンビを組んでいるだけあり、畠山さんがしっかりフォローする形で、上手く締めていました。

塚田さんの動きはいつもよりも少ないので「大きな動きを感情をこめて演じる」を意識することで躍動感が出せそうですね。

 

今日は授業が終わってから、まったりとくつろぐ時間があり、ゲームを満喫されていました。

盤の上に駒を乗せて「ひとつでも落としたらアウト!」というスリリングなゲームなのですが、全員真剣!

畠山さんが「ここなら大丈夫かな?💦」と、おそるおそる駒を置いている様子がユーモラスでした。

 

さて次回のお笑い塾はイマイビルで開催されます。

今年になって見学者の方が、例年に増して多数来てくださってますが、次回からまた新しく入塾される方が増えそうです。

新しい人が入られると、みなさんも刺激を受けますので、好循環がさらに加速していきそうな気配ですね。

それではまた2週間後の授業レポートで、お会いいたしましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

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