2021年6月の授業レポート②エンラエンラ碓井の躍進、ピカソとキュビズム、Kissの法則

ゲスト講義でキュビズムを学ぶ

大阪お笑い塾では、時折ゲストをお招きしてゲスト講義を実施しております。

お笑いの分野以外の方も、積極的にお呼びするのが大阪お笑い塾のスタンス。

今回来ていただいたのは、イラストレーターのNさん。

元々、美術を学んでいたこともあり、芸術から漫画表現まで幅広く語ってくださいました。

難解とされるピカソの絵ですが、ピカソ自身のデッサン力は飛びぬけており、幼き時代より天才的な才能を発揮していたことも教えてくれました。

ピカソの影響を受けた岡本太郎さんの代表作である『太陽の塔』。

万博記念公園にある作品を、直接ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

真ん中にある顔は、キュビズムの影響を受けているそうです。

キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism「キュビズム、キュービズム」、立体派)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた。

転載元:『キュビズム』Wikipedia

こういった話は専門的な知識を持つ人からでないと、なかなか耳にできないので貴重ですね。

塾生さんに絵を描いてもらうコーナーもありました。

絵は事象をどう認識しているかが具現化されるため、認知の部分や描こうとしているものに対する知識量が問われます。

同じものを描き続ける反復行為が続くと、手が覚えてそらで描けるようになりますが、未知の対象、よく知らないものだと、しっかり描くことは難しいでしょう。

軸を作りシンプルにして話すトレーニング

頭にすっと入りやすい話ほど、シンプル。反対に分散していたり、まとまりのない話は、脳内処理が追い付かず聞き手の負担が増えます。

今回は「自分の愛着が強い人間の魅力を、3つのセンテンスでわかりやすく伝える」という課題に取り組んでいただきました。

「客観を意識しながら、主観的なものをいかに伝えられているか?」が問われます。

↑こちらは最近、新しくお笑い塾の仲間に加わってくれたBatch村のBatch(ばっち村のばっち)さん。

歌手の浜崎あゆみさんの魅力について、たっぷり語ってくれました。

芥子壺さんは、自身のネタに登場する青い化け物ちゃんの魅力をプレゼン!

創作者だけあり、青い化け物ちゃんへの一際強い愛情がみなさんに伝わりました。

ネタにも共通するものですが、

  • 全体を一言で要約できる
  • 要素が多すぎない
  • 山場の位置を、伝える側と受け取る側双方がすぐに共有できる

というのは非常に大切となります。

『Kissの法則』にのっとることで、自然と伝わりやすいネタになります。

『Kissの法則』とは、「Keep it Short and Simple」の略称。

「伝えたいことは、短くシンプルにまとめよう!」という法則です。

海軍が発祥で「Keep it simple, stupid」の略で、『Kissの法則』と呼ばれるようになったという説もあります。

「Keep it simple, stupid」を大阪弁に訳すと「シンプルにしとかんかい、このどアホ!」といった意味になりますね(笑)。

思い入れが溢れ過ぎ、入れたいものを詰め込み過ぎると、お客さん目線では見づらく伝わりづらいものになりがち。

常に『Kissの法則』を頭に入れておきましょう。

ネタ披露のお時間

今回はエンラエンラ碓井さんが3本のネタを引っ提げてやってきました。

最も受けがよく、キャラにもあっていたのがこちら。

日本橋によくいそうなオタクになりきった碓井さん。

オタクの性質について、エヴァンゲリオンの庵野秀明さんがよく言及していますが、

  • 客観視が苦手
  • プライドが高い
  • 自己愛が強い
  • 同族嫌悪傾向あり
  • 協調性がない
  • 自意識過剰
  • 他者への興味が薄い

等の特徴を持ちますが、見事それをお笑いのネタとして表現しきった碓井さん。

オタクの過敏さやズレをリアルに描き出し、爆笑を起こしていました。

碓井さんのお笑いにかける情熱は衰えることなく、常に「もっと面白い表現はないか?」「新たな切り口のネタはないか?」を突き詰めています。

熱量が高い人は、積み重ねの方向性さえ間違えなければ必ずぐんぐん伸びるもの。

最近の碓井さんがネタをやったときに発生する笑い声は、かなり大きなものになっています。

きっとまた面白いネタを引っ提げて、お笑い塾へ来てくれることでしょう。

 

『お笑い塾ラジオ』の司会をはじめ、この頃、お笑い塾をどんどん引っ張ってくれる頼もしい存在の高橋さん。

ショートネタで、わかりやすいフリオチのある話をしてくれました!

 

芥子壺さんは青い化け物ちゃんのネタをブラッシュアップ。

「エネルギーが強くなった!」「わかりやすくなった!」と嬉しい声が多数。

8/7(土)14時~ライブ喫茶亀である『お笑い塾ライブ』に向けて着々と仕上がっています。

Batch村のBatch(ばっち村のばっち)さんは、前回の『お笑い塾ライブ』で披露したデビューネタを少し改善。

見せたいものを一本化しシンプルにすることで、きっと伝わりやすさが増すでしょう。

早くも、次回の『お笑い塾ライブ』に向けて熱気あふれるみなさん達でした。

2021年6月26日(土)14時開演の創作落語イベント『新撰落語もぎた亭』にて、碓井さんの書いた創作落語の「すごろく町おこし」が、動楽亭で上演されることが決まっております。

詳細はこちらのもぎた亭ブログをご覧くださいませ▼

『新撰落語もぎた亭の公式ブログ』

 

おっと…ちょっと待ってくださいね!

大事なことを忘れていました。

↑↑チェック柄の揃い踏み!!↑↑

めっちゃ蛇足な情報で失礼いたしました~(笑)

さて、7月10日(土)の大阪お笑い塾もゲスト講師をお招きして開講いたします。

森ノ宮医療大学で教鞭をとっておられる準教授の蓮池光人先生が、来て下さることになりました。

ベストティーチャー賞を何度も受賞されている方ですので、どんな講義をしてくださるか期待が膨らみますね。

次回の授業レポートもぜひ、お楽しみに。

それでは、みなさんまたお会いいたしましょう!!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)

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