こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。
「お笑い芸人で好奇心旺盛で解像度の高い目を持つ人は、日常でネタをキャッチしやすい」と記しました。
今回は、耳です。
・耳ざとい
・耳が早い
・耳学問
など、耳にまつわる言葉がたくさんあります。
ズバリ地獄耳の人は、お笑いのネタをたくさん拾えます。
カフェや電車の車内では、たくさんの話し声が鳴り響いています。
とりわけ大阪人は他府県の人と比べて、声が大きく会話を楽しむ傾向が強いように思います。
地獄耳という言葉には、
・人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること ・ 一度聞いたことをいつまでも覚えていること |
というのがあります。
これだけの情報では「なんだか、いやらしいタイプの人だ」と感じられるかもしれません。
しかし、このいやらしさこそがお笑い芸人にとって不可欠なのです。
目と耳は、お笑い芸人にとって両方大切な感覚器官なのですが、じいっと相手を見続けるのは失礼な行為で、場合によっては「さっきから何じろじろ見とんねん、こら!」とケンカに発展しかねません。
しかし顔は明後日の方向でも、耳だけそばたてることは十分可能です。
相手が発した面白い情報を、耳からインプットしてメモ帳に書き込めばネタの種になるかもしれません。
耳で入手した情報を「この前、友達から聞いた話なんやけど」とちょっと加工すれば、エピソードトークのできあがり。
優れたお笑い芸人ほど、目と耳の双方をよく用いて日々ネタをキャッチしていますね。
高田豪(大阪お笑い塾・代表)
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