2026年7月18日 ビギナーコース・ライト 「困りと笑いの関係」とは?
こんにちは。大阪お笑い塾です。あと、二か月もすればビギナーコース・ライトがスタートしてから一年です。
早いなあと感じますが、ご参加いただいている受講者の方のお笑いスキルがめきめき上がってきているのを実感すると、「継続するのって、ほんまに大切や~」としみじみ思います。
さて、それでは7月18日のビギナーコースライトの授業レポートにまいりましょう!

今回も授業の前半はエピソードトークからスタートしました。二人の塾生さんから、それぞれ味わい深い話が披露されました。
夏を感じるエピソード
刀祢さんのエピソード
梅雨明けに畳を取り出して立てかけるという大掃除の風習の話でした。問題は畳を元に戻すとき。場所がズレると畳がはまらなくなるため、どこの場所の畳かをチョークで書いていたというエピソードです。
今の畳は軽くなっているが、昔の畳は分厚く、移動させるだけでひと苦労だったという話に、時代の変化と生活の知恵が凝縮されていました。
「チョークで書く」という具体的なディテールが、話に生き生きとしたリアリティを与えていました。心で記憶した体験が言葉に乗っている好例で、聞いていてその場の光景が浮かびました。
ケンさんのエピソード
地元で有名な美容室「男爵」にずっと憧れがあったというケンさん。

ある日、勇気を出して予約を入れたものの、当日10分ほど遅刻してしまいました。謝りながら入っていくと、男爵のオーナーが真っ赤な顔で睨みつけている。
「君はもう帰ってくれ。うちは時間を守られへん客はいらんねん!」
と強い調子で言われ、平身低頭してなんとかカットしてもらったという話です。
オチは「これだけ本気で生きている人だから信頼できる」と、その後も男爵に通い続けているというもの。怒られるのが、ちょっと癖になっているのかもしれません笑
怒られた体験が、信頼へと転化されていくという逆転の構造が見事で、聞き手の予測を気持ちよく裏切るエピソードトークでした。
「真っ赤な顔で睨みつけている」という描写が、オーナーの人物像を一瞬で立ち上げていた点も印象的です。
ケンさんは、困りが似合うかわいげのあるキャラクターをお持ちです。
このように窮地に陥った過去の話を整えると、強いエピソードがどんどん増えるのではないでしょうか。
ネタ相談とブラッシュアップ
後半は、次回8月1日の授業で初めて行われる「自信のあるネタの発表会」に向けた、ネタの相談とブラッシュアップの時間でした。
今泉さんは、「昭和の男性アイドル」という縛りで軽快なトークを披露してくださいました。

各塾生さんが自分のネタを持ち寄り、「どうすればもっと面白くなるか」という改善案を積極的に出し合います。
気心が知れてきこともあり、どんどん意見が出るようになりました。
ネタの構成についての提案、フリをもう少し丁寧にした方がオチが生きるのではないかという意見、キャラクターをより一貫させた方がいいというアドバイスなど、具体的な意見が飛び交います。
自分のネタを人に見せて意見をもらうという体験は、最初は緊張を伴うもの。しかしこの授業の空気の中では、批判ではなく「もっと面白くしたい」という共通の思いがあるからこそ、生産的な言葉がどんどん出るのでしょう。
笑いは、こうして他者の目線を通して磨かれていくのだということを、改めて感じた時間でした。
8月1日の発表会が楽しみです。それぞれのネタが、どんな形で仕上がってくるかワクワクします!
大阪お笑い塾
