4月は寒暖の差の激しい日が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今年の大阪お笑い塾は、続々と新しいメンバーが入り、新たな風が。
新メンバーも、早速、先輩塾生と親睦を深められており、温かい雰囲気の中、授業が行われました。
新塾生みなさんが、お笑い塾のネトラジに出演!
毎回、様々なゲストをお招きしてお送りしているお笑い塾のネトラジ。
今回のゲストは、今年の1月に入塾された、みなさんです。
MC担当のエクストラ高橋さんと同い年ということで、同世代トークで盛り上がる一幕も!
「どういったキャリアを経て、今にいたるのか?」を、丁寧に語ってくださっていますので、ぜひお聞きくださいませ▼
エクストラ高橋によるワーク
エクストラ高橋さんは、お笑いスキルやコミュニケーションを伝える講師として活動をされていることもあり、お笑い塾でも定期的に講義をしていただいております。
今回は、「端的な3つの言葉をヒントに出し、何について言い表しているのかを当てる」というワークを提案してくださいました。
例えば、
- 国民的アニメ
- 魚介類
- 財布を忘れる
と聞けば、みなさん何を連想されますか?
多くの方がサザエさんを思い浮かべたのではないでしょうか。
『サザエさん』:サザエさんはアニメ化の前に実写化されていたことで知られる。本作はシリーズ1作目だが、江利チエミの超絶技巧の歌唱力に驚かされる。スペイン語から違和感なく日本語へと切り替わるテクニックに痺れた。そしてなんと、ノリスケを仲代達矢が演じていた。 pic.twitter.com/vQVZFZkxP8
— che bunbun🐝映画の伝道師(VTuberの姿) (@routemopsy) April 17, 2023
👆なぜか実写のサザエさん(笑)。
大阪お笑い塾は、男女比が半々ということもあり、4名ずつ女性チーム、男性チームに分かれて対決をしていただきました。
塚田さん、芥子壺さん、みなさんが、一つずつ単語を書いていき、それを畠山さんが答えます。
👆相方の塚田さんの言葉を見て、頭上で腕を組み「わからね~…」と悩む畠山さん。
続いては男性チーム!
男性陣の回答者はしろみずさん。
問題の難易度が高めだったせいか、しろみずさんも「う~ん、なんだろうな…?」と頭を捻っておられました。
双方のチームとも5問ずつの挑戦となりました。
勝者は女性チーム!
一致団結して、5問中4問正解。何と正解率は8割です!
ヒントを出す側は、わかりやすすぎてもいけないので「適度に抽象的な情報をピックアップする」というのが大事になります。
また後から、言葉を選び人は全体のバランスを調整する必要がありますね。
例えば回答が「ドラえもん」だったとしたら、いきなり猫型ロボットと書くと、すぐに答えに行き着くので、クイズとしては面白くなくなります。
「青い」「丸い」「ポケット」くらいが、ちょうどよい抽象的な単語かもしれません。
具体的なものを抽象化するのに効果的なワークになりました。
「回答者がどういった知識を持っているか?」を想像した上での言葉選びになりますので、相手の背景を考えるトレーニングにもなっていますね。
高橋さん、盛り上がりためになるワークをしていだいて、ありがとうございました!
ラジオ番組ワークに挑戦
続いてはラジオ番組ワークにチャレンジしていただきました。
今日はワーク尽くしですね!
ふたり一組になっていただいて、ラジオを進めるMC役、途中から登場するゲスト役に分かれていただきました。
「ゲストが今ハマっていること」をMCが聞き出します。
相手の関心にフォーカスし、話を聞き出すというのはMCに必須なスキル。
四六時中話している印象が強い、明石家さんまさんも番組のゲストの話に耳を傾けておられます。
「ほいで?」という、さんまさんお決まりのフレーズは、相手へしっかり関心を向けているからこそでるフレーズ。
さんまが獲れなくなった
ほいで ほいで?#チコちゃんに叱られる pic.twitter.com/8oVYFre3yd
— 黒猫ジジ@高市さん支持 (@kuroneko_1128) November 4, 2022
「ほいで?」によって、深堀されていき、ゲストの持つ面白い一面が明らかになるのです。
こちらは打ち合わせ風景。
本番に向けてどう展開していくかを決めている最中です。
そして本番!
制限時間は3分です。
↑こちらはツッコミを入れられ、思わず顔がほころぶケンさん、みなさんコンビ。
新塾生さん同士のコンビですね。
最も見やすかったのは、塚田さん、高橋さんコンビ。
塚田さんといえば、三度の飯よりダイソーが好きなダイソーガール。
ダイソーで買ったオススメ商品ベスト3を発表するという構成。
👆こちらは、メガネの上につけられるサングラス。
もう一度、塚田さんのビフォーアフターを見てみましょう!
何度見ても、サングラスをかけていますね(笑)。
このように発表する側が「何を見せるか?」を具体的にしておくことで、見る側はすんなりと楽しみやすくなるのです。
それでは最後のネタ発表にまいりましょう!
ネタ発表
トップバッターの芥子壺さんは、最近、磨きをかけている「JK→女子高齢」ネタを発表してくださいました。
繰り返し構造のブリッジネタ。
四十路の自分を自虐的にイジる笑いです。
最後に歌う曲を、モーニング娘。から松浦亜弥さんに変更。
ハロープロジェクトで縛っているのが、面白いですね!
感情表現に合ったポーズを研究することで、さらなるブラッシュアップが見込めそうです。
シアリスは、オレオレ詐欺を題材にした漫才を披露。
漫才後は、他の塾生さんから「ここにボケを足すと、さらに良くできそう!」という意見が伝えられました。
今回、シアリスの漫才を見ていて感じたのが、天丼のテクニックをものにできつつあるということでした。
天丼は、お笑いの基本的なテクニックで一度、使ったボケを、また別の箇所で繰り返すことを指します。
大阪お笑い塾が誇る天丼の名手といえば、鉄道芸人のしろみずさん。
しろみずさんに続いて、シアリスも天丼の技法を習得できたようで、これは今後の漫才へと活かされることでしょう。
たかたかやまは、前回のコントを少し短くして披露!
いつ見ても、こちらのコントの天ぷらさんの表情が豊かですね!
天ぷらさん演じるハイテンションの店員を、最初から高橋さんが受け入れすぎてるところがありました。
冒頭での高橋さんの反応をもう少しリアルにすることで、お客さんがネタへと入りやすくなりそうです。
最後のボケを、伝わりやすく丁寧に伝えたのですが、まだピンとこない方がいましたので、再考の余地ありといったところでしょうか。
5/13(土)の第17回OSAKAお笑い寄席までは、まだ時間がありますので、まだまだ改善できそうです。
今回もたくさんの笑いが起こり、大いに盛り上がったお笑い塾。
次回は5/6(土)に、授業が行われます。
ライブ前の最後の授業となりますので、みなさんネタの最終仕上げにまだ熱の入った上演をしてくれるはず。
大阪お笑い塾では現在、新規塾生を募集中です!
見学は無料!
興味を持たれた方は、nejisiki27@gmail.com まで「見学希望」と件名にお書きの上、送信いただけると助かります。
(※迷惑メールの設定で、メールの届かない方がおられますので、見学を申し込まれる方は念のため、お電話番号をお書きいただけると幸いです)
写真・文章 高田豪(大阪お笑い塾代表)
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