こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。
ゴールデンウイークも終わり、ようやく日常が戻りつつある方も多いのではないでしょうか?
5/3(土)玉造にある「ライブ喫茶亀」で、第29回大阪お笑い寄席が開催されました。
まずはそちらの様子からお伝えいたしましょう。
第29回OSAKAお笑い寄席回顧
2か月に一度のペースで開催してきたお笑い寄席も、今回で29回目。
司会は3PEACEのサンズのたくまさん、そしてヒュンゼンさん。
ちなみに写真左側の「大阪お笑い塾」の、のぼりは、しろみずさんが作ってくださいました。
お笑い塾やライブを盛り上げようというお気持ちが嬉しいですね。
2024年夏からお笑い塾のビギナーコースがスタートしました。
最近のお笑い寄席は、毎回のようにビギナーコースから出演いただいています。
今回はビギナーコースのモモさんが、初めて舞台に立たれました▼
お腹からしっかり声を出され漫談を披露。
ネタの構成もしっかりしており、今後の成長が楽しみです。
続々と新しい方が加わってくださり、他の出演者の方も刺激を受けておられるでしょう。
今回のコーナーは「これを機に謝りたい」と、公然謝罪をしてもらうという趣旨。
しろみずさんが「サンズを応援したいという気持ちが高じて、のぼりを作っちゃいました」と、サンズののぼりとともに登場!
幸太郎さんもたくまさんも「どういうことっすか!?」とあっけにとられていました。
改めてですが👆こうして写真を確認すると、カラフルな衣装の方が多いですね。
「カオスだけど、中毒になる」といったお声をいただいているコーナーは、これからもマニアック路線をひた走ります。
栗尾真理さんは、今回も高いクオリティのネタで客席をわかせてくれました。
やはりお笑い寄席に、栗尾さんは欠かせない存在です。
最後はサンズがきっちり締めて大団円。
次回のお笑い寄席は30回記念ということで、楽屋Aに場所を移して開催いたします。
7/5(土)は、ぜひ楽屋Aへお越しくださいませ。
擬人化のトレーニング
それでは5/10の授業レポートに移りましょう!
まずは発声トレーニングから。
お腹から声を出して、遠くまで届く声作りをします。
お笑い塾では、
・脳内のトレーニング
・パフォーマンスを実演 |
の2つに重点を置いています。
5/10は脳内トレーニングの授業でした。
事前に「駅を擬人化してみよう」という課題をお出ししました。擬人化とは「人ではないものを人のように変化させる」というやり方で、鳥獣戯画は「最古の擬人化漫画」と言われています。
もともと日本人は、擬人化というのが昔から大好きだったのです。
さてそれでは「擬人化してみよう!」の企画で、特に面白かった方を何名かピックアップいたしましょう。
ケンさんは「大阪駅を人に例えます。シュッとしてるところが漫画の島耕作っぽい」と独特の角度から語られました。
他にも大阪駅を取り上げた方がいらっしゃったのですが、各々の解釈によって擬人化のされ方が変わるのは興味深いですね。
芥子壺さんは、関目の3駅を三姉妹に例えました。
同じ地域でも、複数の駅を持つ場所があります。そこを三姉妹という絶妙な関係性に落とし込んだところが「これぞ芥子壺節!」といえます。
ピンネタにも昇華できそうな内容でした。
トリは、やはり鉄道芸人のしろみずさん。
「関西の有名な駅をドラえもんのキャラに紐づけて語る」という非常に面白い、しろみずワールド前回の語りでした。
梅田、尼崎の関係など「なるほど、確かにそういう一面はあるかも?」といった納得感も入っており、とりにふさわしい内容でした。
鉄道ネタはマニアックになりがちな分、擬人化してキャラに置き換えると伝わりやすくなるかもしれないですね。
ネタ見せ
7/5(土)のライブに向けたネタ見せが行われました。
ピンネタ、コンビネタでお笑い塾を盛り上げてくれている、天ぷら十年ナガサワさん。
今回のピンネタは、退職代行という世相を表したテーマを上手く飛躍させておられました。
途中でBGMが流れ、その協力は、たかたかやまでツッコミを務める高橋さんが担当。
ネタをたくさん作れる天ぷらさんは、かなり守備範囲が広くチャレンジ精神も旺盛。途中でほろりとするような画面を差し込むなど、これまでにない挑戦をされていました。
鉄道芸人のしろみずさんは、映画が大ヒット中の「名探偵コナン」をモチーフにしたフリップネタを作ってきてくださいました。
コナンに詳しい人のていでいくのか、それともコナン愛はないのにネタとして選んだ人として見せるのかを決めると、お客様の戸惑いがなくなりそうです。
相変わらずのしろみずさんの強みである、とぼけは発揮されていましたので、丁寧にネタを作っていけば、たくさんの笑いをかっさらえるものに仕上がるでしょう。
シアリスは、今話題の万博をテーマにした漫才です。
塚田さんの家で開催された塚田万博なるものに強引に誘われた畠山さんが、気乗りしないのに無理やり連れていかれるという面白い内容。
実際に今、万博でお披露目されているもののパロディを入れると、さらにわかりやすい笑いが増やせるでしょう。
最後は、たかたかやまの漫才。
「3分を想定して作りました」ということだったのですが、なんと計ってみれば2分57秒。寸分たがわぬタイムコントロールは、おふたりの息がぴたりと合っているからですね。
中盤から後半に盛り上がりもあり、テーマもわかりやすいので、間が崩れそうになるところを少し修正すれば万全でしょう。
「さすが、たかたかやま!」と言いたくなるような出来栄えでした。
次回の講義は、5/31(土)です。
それでは、また次回の授業レポートでお会いしましょう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
高田豪(大阪お笑い塾・代表)
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