2023年11月4日の授業レポート「客観的に見た自分」「ネタ見せ」

授業レポート&ライブレポート

11月上旬にしては、かなり暖かい日が続いていますね。

さてポカポカ陽気の11月4日、まかなんで大阪お笑い塾の講義が行われました。

授業前に、今回はシアリス司会のネトラジ収録が行われました。

ゲストは犬飼さん。

こちらからお聞きいただけますので、ぜひどうぞ▼

第58回『シアリス司会のガールズトーク!ゲストは犬飼さん』

外側から見た自分を知ろう!客観視のワーク

パフォーマーは「傍から自分がどのように映るか?」を知る必要があります。

とはいえ人のことは見えても、自分のことはなかなか見えづらいものです。

そこで今回は自分自身を客観視するワークを実施しました。

まずホワイトボードに

  • 簡単なプロフィール
  • 自覚している強みと弱味
  • 人からよく「あなた〇〇ですね」とよく言われること

を書き出します。

それを踏まえた上で、他の塾生さんに当人が見えていないことを言っていただきます。

高橋さんはこの笑顔。

「ええっ、俺ってそんな一面あったんか!?」と発見があったようです。

 

こちらは9月にライブ喫茶亀で開催された第19回OSAKAお笑い寄席で舞台デビューをはたしたケンさん。

現在、色々なネタにチャレンジしながら、スタンスを模索されています。

「いかつい」と言われることもあれば、「優しい」と言われることもあり、どちらが自分のイメージに合っているか迷っておられました。

「最初に怖い印象をお客さんに与えて、その後、緩和させるようなボケを入れれば笑いが起きるのでは?」という意見が出ました。

こちらの指摘は、ずばり本質を突いています。

笑いの基礎的なメカニズムは緊張と緩和。

ここを押さえておけば、笑いを呼ぶネタを作れる確率が高まります。

自分の見え方を最も教えてくれるのは、やはり他者。自分軸も大事ですが、人から言われた客観的なことを取り入れるのも同じくらい大事ですね。

ネタ見せの時間

さて本日も授業の後半は、ネタ見せの時間。

ケンさんは、今年の夏にフェスへ行ったときのエピソードトークを披露してくれました。 

いつも印刷した用紙を持参してくれるので、視覚的にわかりやすいですね。

シンプルなフリとオチの構成でしたが、後日談などのフォロー話を追加することでさらに笑いを起こせそうな感じがします。

 

鉄道芸人のしろみずさんは、鉄道ダジャレのフリップ芸。

「オチとのめくりの手前に、入れる言葉を工夫すれば笑いを増やせそう」という意見が出ました。

飄々とボケられるのは、しろみずさんの強み。「自分が何を言えば受けやすいのか?」をさらに追及していただくことが、ブラッシュアップにつながります。

 

犬飼さんはクレーム処理電話のコント。

淡々とポーカーフェイスで話すのが持ち味の犬飼さん。

クレーム電話をかけてきた人間は「それで俺の怒りが収まると思っているのか?」と烈火のごとく怒っているにもかかわらず、なぜかその対応をしている犬飼さんはポジティブに捉えて喜ぶという、逆転の現象が面白みのコント。

電話が3回かかってくるというブロック構成がいいですね。

台詞を少し削ることでボケを入れるスペースを作れそうです。

 

最後は、たかたかやまの漫才。

こちらは、11月26日のライブに向けたネタ。前回指摘された伝わりづらい部分を修正しての披露です。

引く人が出るかもしれない、きわどいボケを削ることで見やすさがアップ!

高橋さんはもともとツッコミが達者なのですが、最近、ツッコミだけでなく戸惑い、困惑といったリアクションの表情を出せることになっています。

全てのボケに対してツッコむ必要はありません。ときにはリアクションを織り交ぜることで、お客さんの気持ちを代弁できます。

仕上がってまいりました。本番が楽しみですね。

11月26日(日)のライブのお知らせ

11月26日の日曜日に、お笑い塾の主催ライブ「OSAKAお笑い寄席」が開催されます。

20回記念ということで、十三のシアターセブンにて開催させていただくことになりました!

開演は14時。

詳細は下記のチラシをご覧いただけると幸いです。

ネタだけでなく、大喜利コーナーもありますので、ぜひお楽しみくださいませ。

ご予約は、下記のシアターセブンのホームページからお願いいたします。

第20回OSAKAお笑い寄席

楽しんでいただける内容をお届けできるよう、現在、演者、塾生一同本番に向けて取り組んでおります。

下記↓から直接、お席をご予約いただくこと可能でございます。

座席指定
座席指定

ぜひよろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)

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