早いもので2023年の上半期も終わり、一年の折り返しに差し掛かりました。
さてお知らせです。
我が塾に在籍される鉄道芸人のしろみずさんが、日経新聞さんの取材を受けました。
※写真の男性は、しろみずさんではございません
記者の方のインタビューで、しろみずさんは「お笑い塾へ通うようになってから、表情が明るくなったと言われるようになりました」と、語られています。
お笑い塾の主催定期ライブで「しろみずさんを見たい」という方が、いらっしゃいます。
飄々とした語り口でボケる、鉄道ダジャレ漫談は今やライブに欠かせなくなりました。
歴史に関連したイベントが進行中!
本日の講義は、まかなんで行われました。
こちらは、シアリスのおふたり。
また詳細が決まりましたらお伝えいたしますが、現在お笑い塾では、歴史に関連した別プロジェクトが進行中。
シアリスが着ているのは、そのときに用いる衣装です。
腕利きのプロの方に依頼し、作っていただきました。おふたりとも似合ってますね!
武道を習っている塚田さんは、重心を落としてこのポーズ。
様になってます!!
またこちらのイベントの詳細が決まり次第、お笑い塾のホームページでお伝えいたしますね。
高橋さんの講義
大阪お笑い塾では、サブ講師の高橋さんが定期的に講義を行っています。
本日は、お笑い芸人にとって重要な滑舌についてを高橋さんがレクチャーしてくれました。
お笑いのネタを伝えるためには、発声と同じくらい滑舌が重要。
ネタの中にあるボケやオチへの伏線をフリと言うのですが、もし滑舌の悪さでフリが伝わっていなければ、どれだけボケやオチが面白くても笑いは発生しません。
重要になるのは、口を大きく開けることと母音へ意識。
母音を意識して、最後までしっかり言い切ることによって、伝わりやすい発話となります。
今日は、ゲーム形式の楽しいワークを通じて、みんなで滑舌の大切さを学びました。
才能の正体とは?
今日は一冊の本を紹介させていただきました。
八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方』
2023年の4月に発売されたこちらの著書は、売れに売れておりベストセラーに輝いています。
才能の捉え方を論理的、具体的に書いてくれていますので、おすすめの良書です。
お笑いの世界でも、自分の才能を見誤った結果、キャラや特性と一致しないことをやり続けて遠回りする事例が珍しくありません。
有名な話ですが、アッパー系の明るいキャラだったザキヤマさんも、かつては松本人志さんのようなセンスあふれる引き芸に憧れて、まるで違うキャラを演じ受けなかったというエピソードがあります。
八木さんは、才能を見出す上で、「大事なこと(大切にしている価値観)」「得意なこと」「好きなこと」大事にされています。
今回は、「得意なこと」について講義いたしました。
「得意なこと」をよく似たニュアンスを含む言葉に言い換えると、癖になります。
「無くて七癖」と言いますが、癖のない人はいません。
つまり誰でもなんらかの癖を持っているということは、誰でも「得意なこと」があり、見つかるということになります。
さほど意識せず自然にできてしまっていることが、その人にとっての「得意なこと」。
この「さほど意識せず」というのが大事で、意識せずサラリとできてしまうからこそ、「これくらいみんなもできているはず」という思い込みが生まれます。
しかし意外と、その人がサラリとしていることが、他の人からすると難しかったりもするのです。
日本の教育は「欠点を改善しましょう」というアプローチが少なくありません。
しかし欠点よりも、その人の持つ強みにフォーカスした方が上手くいきます。
苦手なことを無理に克服して、バランスのとれた人間を目指すより、意識せずとも自然とできる長所を活用した方が成果が出やすいのです。
得意を発表してみよう!
というわけで今回は「努力せずに、できたこと」というテーマで発表していただきました。
とりわけ印象に残った方を紹介していきましょう。
新塾生のケンさんは、フォークリフトを操作するお仕事に就かれています。
👆家のプリンタのインクが足りずに、印刷が残念な仕上がりになったそうです…(笑)
フォークリフトを自在に操るのは簡単でないのですが、ケンさんは早い段階から上手く操ることができたのこと。
フォークリフト漫談なども、いつかやってほしいなと思いました!
今日はこちらの衣装で、そのまま参加してくれた塚田さん。
実は塚田さん、漫才台本を覚えるのがとても早いそうです。
最初に概要を押さえて、2回、3回と読み返すだけで頭に入るのだとか。
シアリスの漫才の台本を担当されている畠山さんは「私よりも、塚田さんの方が台本を早く覚えますよ」と、おっしゃっていました。
ミナさんは、大学時代に射撃部へ所属しており、短い期間ですぐ結果を出されて表彰されたとのこと。
当時を思い出して、ポーズをとってくれました。
「バーン!!」
「集中するとゾーンの状態に入り、真ん中を撃ち抜くことができた」と語られたミナさん。
文科系かと思いきや、アスリートとしての能力もあり、改めて様々な才能をお持ちの方だと思いました。
ネタ発表
高橋さんは、スタンダップでも漫談にチャレンジ。
落語家さんのように、上下を切りながら2キャラを演じます。
お笑い塾では「細かいことに目が行く男」として定着しつつある高橋さん。
「ほぼカニは、ほぼって言っておきながら一切カニが入ってないのはおかしい!」など、細かい箇所をつついて笑いを誘っていました。
細かすぎる男の高橋さんにフィットしているネタですね。
芥子壺さんは、貯水槽管理技術者のネタをブラッシュアップ。
冗長な箇所が削られ良いテンポが生まれていました。
「フリップの切り変わりで、ボケたあと少し間をあけると、さらに笑いが起こるのでは?」という意見が出ました。
芥子壺さんご自身も「笑い待ちをできるようになりたい」と、間への意識が高い発言をされていましたので、本番中も走り過ぎずに間をコントロールできるようになれば、さらなるステップアップが望めそうでした。
7/8のライブが楽しみですね!
シアリスも7/8のライブへの最終調整。塚田さんは今日は特別、こちらの格好のままで漫才をやってくれました!
今回は少し長めになっていましたが、畠山さんいわく「残す部分と削る部分を確認したかった」とのことで、漫才を披露されたあと、積極的に「どこがいらないと思いますか?」と確認されていました。
動きが入る分、どうしても長尺になりやすいので、いかにブロックごとの分量を間引きして、テンポよく進めようという意識をつけるかですね。
さて、来週7/8(土)は、大阪お笑い塾の定期ライブ。「第18回 OSAKAお笑い寄席」
はやいもので、もう18回目。
こちら▼は芥子壺さんが作ってくださったチラシです。
そろそろ20回目が見えてきたOSAKAお笑い寄席。
7/8(土)ライブ喫茶亀にて開催。開場は13時45分、開演14時、入場料500円です。
ぜひぜひお越しくださいませ。
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