2021年10月9日お笑い塾・授業レポート「ハマるところ探し」「エンラエンラ碓井がレンジャーに!?」

早いもので、今年も残すところ三カ月を切りました。

コロナの方も、今は落ち着いている感じですね。

今日は、ラッパーのあたりめ島田さんが遊びに来てくださいました

お笑い塾のネトラジにゲスト出演してくださり、MCの高橋さんの質問に対して丁寧に答えてくれています。

画像クリック↓で『お笑い塾ラジオ』のページに飛べますので、クリックくださいませ▼

こちらは島田さんが10/16に出演されるライブとなります▼

あたりめ島田さんは、授業にも快く参加してくださいました!

凹凸と仕事の関係

9月下旬に豊中の岡町でやらせていただいたOSAKAお笑い寄席。

ありがたいことに、ここから色々な広がりがありました。すでに他のイベントへの出演のお声がけがあった塾生さんが、数名おられます。

全てにおいて言えることですが、自身がはハマるところを見つけるのは非常に大事です。

凹凸という漢字があります。ひとつの四角→□をふたつに切り分けると、凹凸になります。

案件の発注と受注は、凹と凸の噛みあいです。自身がハマるところを探し出せるかが重要。そして他者から、形を認識してもらい「この人だったら、ここにぴったりハマるはず!」と思ってもらうこともまた重要なのです。

技術に走りすぎるとハマる場所がなくなる理由

一般的に高い技術があることは良いこととされています。

令和の世の中は超情報化社会。マニュアルやフォーマットがあふれています。テクニックやノウハウの習得方法の情報も、そこかしこにあります。

しかしこれが結構危険なところもあって、目的のない技術習得に明け暮れた結果、ハマる場所が見つからなくなる現象だってあるのです。

凹凸の凸が演者側だとして、凹がイベント、共演者、お客さんになるかもしれません。

あまりに一点だけ尖りすぎた技術は、受け皿がなくなりコアな人間しか理解できないものとなります。

落語の動物園というネタは、落語という文化を知らない海外の人が見ても笑うのだとか。

たくさんの人が笑えるネタには、色あせない普遍性があり、共感があるもの。

ここを忘れて、自分がやりたいもののみをただただ突き詰めすぎると、ハマるところがどんどん減ってくるのではないでしょうか?

本日の課題「自分のコピーロボットがいたら?」

藤子・F・不二雄先生の代表作『パーマン』。こちらの作品の主人公の須羽ミツ夫君は、パーマンとしてヒーロー活動をする期間、不在を怪しまれないためにコピーロボットを使って自分の複製を家においておきます。

今回の課題は「もし自分のコピーロボットがいたらどう感じるか?」「コピーロボットを使って何がしたいか?」。

各々、発表していただきました。

シアリスのツッコミ担当・畠山さんは自宅でゆっくり眠るのが大好き。

寝具に対するこだわりが強く、いかに快適な眠り方ができるのかに強い関心があります。

彼女はコピーロボットを寝具売り場に派遣して、どのベッドや布団、枕が良かったかなどをリサーチしたいと話していました。

寝具に対するただならぬ興味が伝わりますね!

 

あたりめ島田さんも参加してくださいました!

手の動きからして、すでにラッパーっぽさが出ていますね。

「YO!YO!コピーロボット?必要ねえさ!なぜなら俺は、あたりめ島田!オリジナリティ!それしかないしぃ♪俺の模倣は、許されないしぃ♪」

☝こちらは高田の勝手な創作です(笑)すみません!

読書家の島田さんは、ドッペルゲンガーに絡めたコピーロボットの使い方をして、人をまどわせるという、面白い切り口で話してくださいました。

ちなみに、あたりめ島田さんによく似た人が全国津々浦々に出没するようで、しょっちゅう「この前、あそこにいたよね?」と声をかけられるそうです。

毎回盛り上がるネタ披露のお時間!

今回も盛り上がったネタ披露のレポートをお届けしましょう。

毎回2本ずつネタを持ってきてくれる芥子壺さん。

今回も青い化け物ちゃんネタを2本披露。2本目の方が共感できる箇所が多く受けも良かったです。

他の塾生さんからは「だんだん青い化け物ちゃんに愛着がわいてきた」という意見が出ていました。

我が塾が誇るヒーローといえば、トマト刑事トマティーン🍅!

最近、塾ではヒーロー熱が高まりつつあります。

おや?またこちらにもヒーローらしき人影が……。

この後ろ姿はもしや……!?

……………、、、

何とエンラエンラ碓井さんでした。

ヒーローが配達員をするという、面白い掛け合わせのネタ。

ビジュアルや大枠はかなり面白いものがありますので、設定を詰めて「お客さんに何を届けたいか?」を明確にすると、かなり受けがよさそうなネタになりそうです。

ヒーローの先輩トマティーン🍅からは、所作への演技指導!

手を手前に引くという動作を意識することで、動きに切れを出せるそうです。

空手やキックボクサーの経験があるトマティーン🍅。

武道の素養が遺憾なく発揮!そんな一場面でした!

 

エンラエンラ碓井さん2本目のネタは、医者のコント。

ガラリと衣装を変えてのチャレンジ。

「もう少し状況や絵が見えるとコントの世界に没入しやすい」という意見が出ました。

ひとりコントはどうしても表現に制限があるもの。演者が思い浮かべている情景をお客さんに届けることができると、受けやすさを上げられるのではないでしょうか。

そしてトリは、久しぶりとなったシアリスの漫才。

ふたりとも久々に漫才ができるとあって、とても楽しげ。漫才という演芸を満喫している感じが出ていました。

今日はなぜか、赤い衣装が多いですね(笑)

漫才の内容は、「突如、私YouTuberになりたい!」と言い出した塚田さん(写真左)に畠山さんが付き合わされるというもの。

ボケ数が多く、にぎやかなネタでした。

今回は長めにやっておりましたが、11/6(土)のOSAKAお笑い塾ライブに向けて、スリムにして仕上げていくとのこと。

本番でどのような仕上がりになっているか楽しみですね。

次回の授業レポートは、二週間後にお届けいたします。

それではまた!!

文・写真 高田豪(大阪お笑い塾代表)

2021年8月28日お笑い塾・授業レポート「シャーデンフロイデ的笑い」「〇〇スカウター」

早いもので、間もなく2021年の夏が終わろうとしています。

「(マスクのせいで)何も言えなくて…夏」という感じの方もいるのでは?

のっけから、おじさんしかわからないネタで、失礼しました(笑)。

まずはお知らせです!

我が塾のヒーロートマト刑事トマティーンが、HPを立ち上げました。

トマティーンの活躍をご覧になりたい方は、ぜひトマティーン公式HPにあくせすくださいませ。

お笑い塾のネットラジオの第11回にもゲスト出演してくれたトマティーン。

お笑い塾ラジオでトマティーンがどんなことを語ってくれたかは、下記からご確認くださいませ↓

第11回「トマト刑事トマティーンが初登場!」

 

さて本日は授業前に遊びにいらした方が。

男三人がこそこそ話をしているような写真ですが…(笑)写真右の蓮池光人先生です。

大学で看護を教えておられる准教授ですが、お笑いが大好きで最近、よく来てくださっています。

写真真ん中は怪盗グリーンのツッコミ、高橋さんです。

ちょっとした動画撮影がありまして、3名で楽しくお話しました。

それでは授業の中身にまいりましょう。

笑いの種類の深堀「シャーデンフロイデ的な笑い」

一口に笑いといっても、様々な種類があります。

大笑い、馬鹿笑い、苦笑い、作り笑い、微笑、巧笑などなど、数え上げればきりがないほど笑いのバリエーションは豊か。

今回取り上げた笑いは「ざまあみろ」の笑い。

シャーデンフロイデという言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?

ベストセラーを連発する脳科学者、中野信子さんの著書「 シャーデンフロイデ~他人を引きずり下ろす快感(幻冬舎新書)」で、シャーデンフロイデという概念が拡散されました。


シャーデンフロイデをざっくり述べるなら、「ざまあみろ」と思った際に出る黒い笑いといえるでしょう。

古典落語にもシャーデンフロイデ的な笑いを含んだ演目があります。

上方落語では『ちりとてちん』、江戸落語では『酢豆腐』というものですが、ざっとあらすじをお伝えしましょう。

なんでも知ったかぶりをする食通を自認する気障で嫌味な男、竹がいます。この竹をくらしめてやろうと、腐敗の進んだ豆腐を「元祖 長崎名産 ちりとてちん」というネーミングにして、食べさせて悶え苦しませる、なかなか残酷な落語。

竹が「こういう嫌な奴確かにいてるな~」と思われるキャラクターに仕上げられているだけあり、後半、彼が腐った豆腐を食べながらむせ返るシーンでは「ざまあみろ!」の笑いが起こります。

これがもし、善良な人間であれば、騙されて腐った豆腐を食べさせられても同情心しかわかず、笑いも発生しないでしょう。

課題「定量化とスカウター」

定量化とは、質を数値化するような考え。

例えば、人間のルックスは数値化することはなかなか困難ですが、木村拓哉さんを100点とするという基準を設けると、比較で数値化しやすくなります。

定量化を上手く物語に取り込んだ例として、鳥山明さんの『ドラゴンボール』が挙げられます。

本来、強さというのは数値化できないものの、『ドラゴンボール』では戦闘力をスカウターという戦闘力を数値として認識する数値として登場させました。

ちなみに第一形態のフリーザ様の戦闘力は53万だそうです。

M-1グランプリでは、審査員の方々が、漫才に対して点数をつけます。これもまさに定量化という作業。

一部では「ネタの評価を数値化して競い合わせるなんて野暮じゃないか?」という声も。

笑いは主観的な好みによって、かなりジャッジが分かれるため、賛否あるのも頷けます。

今回は、塾生さんに「〇〇スカウターがあると、日常で役立つ」という視点で考えていただきました。

「優しさスカウターがあると、優しい人と出会いやすい」

と語ってくれたのは畠山さん。優しさも確かに定量化しづらいところがありますね。

芥子壺さんは、感情に関するスカウターという切り口で話してくれました。

喜怒哀楽が出やすい人もいれば、ポーカーフェイスなのに実は感情豊かな人もいます。特に日本男児は、むやみに感情を出さない方が良いという教育を受けてきました。

令和の世の中ですので、昭和の日本男児は姿を消しつつありますが、感情表現が苦手な男性はまだまだ多いでしょう。

相手の感情が明確にわかると、日常でのやりとりがスムーズにいきやすいでしょうね。

ネタ披露の時間

お笑い塾の授業で最も盛り上がるといっても過言ではないのが、ネタ披露のお時間です。

アカソフ、碓井両氏が来るべき時に備えます。戦う前の戦士の心境でしょうか?

 

全開の塾ライブで、娘を持つお父さんの複雑な気持ちをひとりコントで表したアカソフさん。

今回は後半の展開を変化させ、それが好評でした。

自身をつけたアカソフさんは、9/4(土)の塾ライブで渾身のピンネタを披露してくれるはずです。

お笑い塾のネタ番長、碓井さんは2本のネタを引っ提げ登場!

色々な幅を試すことに余念のない碓井さん。人前でやることにより、伝わることと伝わらないこと、受けやすい箇所とそうでない箇所などが明確になります。

サークルの一員というシチュエーションのネタを最近、やるようになった碓井さん。今回はオカルトサークルのネタをやってくれました。

出だしはとても良かったので、中盤から後半の展開を変えることでさらに面白くなりそうな予感がします。

我らがヒーロー・トマト刑事トマティーンは

藤岡弘さんの要素を取り入れたパフォーマンスを披露!

体の動きにキレがあるトマティーン。その動きだけで人の目を惹きつける強さがあります。

あとはフリとオチ、天丼といったお笑い技術を取り入れることで、安定した笑いを提供できるようになるのでは?

9/4の塾ライブにも出演予定のトマティーン。ぜひ生でその雄姿をご確認くださいませ。

芥子壺さんは、青い化け物ちゃんネタをやってくれました。

最近、ブラッシュアップしている三国志のネタ。三国志マニアの人も唸らせつつ、三国志をそれほど知らない人にも届くようにできれば、さらに良くなりそう。

知識が前提のネタは、お笑いに組み込むことが難しいところもありますが、工夫次第で伝え方を上げることは可能です。

 

締めは怪盗グリーンの漫才。

4分尺のネタを2分尺にしたショートバージョンをやってくれました。

漫才の言葉は、台本を読むのではなく自らの言葉をして吐けるようになれば、言霊が乗ってお客さんに届きやすくなります。

繰り返し練習をして、お客さんの前でやり続けることによって、言葉が自分のものになってくるでしょう。

さて9/4(土)14時~は、二カ月に一度あるお笑い塾の発表会ライブ「OSAKAお笑い寄席」です。

玉造にあるライブ喫茶亀で開催いたしますので、ぜひお越しくださいませ。

もうひとつお知らせがあります。

9/25は豊中に出張して、豊中市立伝統芸能館で「OSAKAお笑い寄席」を行います。

13時半会場 14時開演。

いつもとは違う会場で、異なるお客さんの前でネタをするのは、塾生さんにとってもきっと良い経験になるでしょう。

株式会社3PEACEの芸人さんも出てくださいます。

こちらもぜひ、お楽しみにしていただけると嬉しいです。

早いもので、もうすぐ秋。

残暑が厳しそうですが、みなさん体調にはくれぐれもお気を付け下さいませ。

それではまたお会いしましょう。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!

写真・文 高田豪

 

2021年8月14日の授業レポート「演芸作家・石山悦子さん現る!」「トマト刑事トマティーンの啓蒙活動」

荒天が続いておりますが、みなさんお変わりないでしょうか?

今年は新型コロナウイルスだけでなく、天候がかなり不安定で、予定の変更を余儀なくされている方もいらっしゃるでしょう。

さてお笑い塾の授業の前に、今回もネットラジオの収録がございました。

ゲストは写真中央・帽子のお姉さまです!

演芸作家・石山悦子さんがラジオにゲスト出演!

今回のゲストは演芸作家の石山悦子さん。

様々な演芸が大好きな、MC高橋さんは石山さんに聞きたいことがめちゃくちゃたくさんあったそうです。

夢路いとし・喜味こいし師匠、海原やすよともこさんといった漫才師さんに漫才台本を提供されたこともラジオの中で語ってくれています。

創作秘話など、ネタを作るヒントがたくさんありますので、ぜひ下記からお聴きくださいませ。

第10回お笑い塾ラジオ『演芸作家の石山悦子さんをお招きして』

 

下記は石山さんが企画された『演芸番外地』です。

快楽亭ブラックさんと三浦マイルドさんという、コアなお笑い好きが狂喜乱舞するおふたり。

2席ずつのネタ、演目がありトークコーナーも!

トークコーナーでは、石山さんが司会を務められます。

興味がおわりの方は、ぜひ9月23日に十三のシアターセブンへお越しくださいませ。

詳細情報はこちら↓↓↓をご覧ください!


「第三回 演芸番外地」

開催日
2021年9月23日(木・祝)

時間
17:30開場 / 18:00開演

料金
前売、当日:3,000円
配信:2,000円

前売予約
(7/26(月)正午より販売開始)

TiGET
https://tiget.net/events/130980

メールアドレス
info.sanuki@gmail.com

※配信は後日録画した内容を下記サイトにて
販売いたします。

【配信サイト】
https://kansaiengeicenter.stores.jp/

企画制作 演芸番外地企画室(石山悦子・讃岐邦好)

問い合わせ先
info.sanuki@gmail.com


ネタ作り=世界を作って届けること

最近、お笑い塾の講義では、繰り返し「世界」「世界観とは?」「世界を作る」というお話をしています。

抽象的ですので、もっと具体化させていきましょう。

桂米朝師匠は「芸や落語は催眠術」「世界に引っ張り込む」という言葉を残されています。

もうひとつ米朝師匠の言葉を拝借いたしましょう。

これは演芸の本質を突いています。

演者とお客さんが一体となって、再現できない世界を作り上げるのが寄席やライブ。

映像を通してでは伝わらないものがあるのです。そういう意味では、ネタは非常に儚く完璧な再現は不可能です。

だからこそ、直接会場に足を運ぶのがライブを味わう醍醐味となります。

さて世界的ベストセラーになったサピエンス全史では「虚構(フィクション)の発見」について触れられていました。

催眠術にかかるというのは、虚構の世界に没入するということ。

催眠術からの連想で、ディズニーランドにも触れました。

ディズニーランドが『夢の国』と呼ばれ、多くのリピーターの獲得に成功しているのは、ファンタジックな世界への誘いを徹頭徹尾やっているからでしょう。

ディズニーランドに足を踏み入れた『夢の国』の住人になった人に対して、「あんなもんネズミやん」「中におっさん入っとるで」「時給なんぼやろな?」などと無粋なことを言ってはいけません(笑)

現実ばかりでは辛すぎるため、人類は虚構を発明したのかもしれないですね。

虚構の世界だからこそ作り込む

例えばディズニーランドに入った途端、ミッキーの中の人が油断して、頭部だけ外しているのを見たら興ざめですよね?

ネタ作りも同じ。

虚構だからこそ、届ける側は油断せず整合性を高める必要があります。

すみません、ややこしい話になってきましたね。具体例を挙げましょう。

例えば江戸落語を楽しんでいたのに、江戸時代には存在しないものが出てきて、しかもそれに触れられることもなく話が進んだら、モヤモヤが残るはず。

ネタを見ていて「ん?」「どういうこと!?」という違和感、疑問点が山積みになってくると、お客さんは「ようわからん世界やわ」と離脱しかねません。

違和感や疑問点を回収して笑いにする手法は、フリとオチの構造なのでOKです。

しかし、そのまま置きっぱなしにしておくということは、ゴミを片付けることなく放置しているのに等しいでしょう。

演者がキャラクターに合っていないネタやボケをするというのも、世界に入り込めない理由のひとつになります。

作ったネタには愛着が生まれます。大切なネタであれば、ディティールも含めて矛盾なく作り込む必要があるのです。

猛暑を超えるネタへの熱量!ネタ披露のお時間

お笑い塾では最後に設けているネタの時間が、毎回おおいに盛り上がります。

今回は石山悦子さんも、ネタに対してのアドバイスをしてくださいました!

お笑い塾にはトマト刑事トマティーンが塾生として在籍しています。

この姿で授業を受け、しっかりノートにメモをとる勉強熱心さを見せてくれています!

メタボリック将軍が「野菜撲滅計画を立てている!」と聞きつけたトマト刑事は「放置してられない!!」と奮起。

使命感を持ち、ネタ作りにも臨んでおられるトマティーン。

フリップ芸をやってきた、トマティーンですが、今回は歌ネタにチャレンジ。

わかりやすく、トマティーンがメッセージを伝える対象である、子供たちにも喜んでもらえそうな内容でした。

客目線に立つと、どこに焦点を絞るかは、かなり重要な要素。

1ネタ1メッセージ(1テーマ)を意識すると、さらに良くなりそうなトマティーンでした。

 

青い化け物ちゃんと共にネタ道を突き進む芥子壺さん。

色々なことに造詣が深い芥子壺さんは、君が代の歌詞の意味をテーマにしたネタを披露。

言葉に対して強い興味やこだわりを持つ、芥子壺さんらしい切り口でした。

授業後は『C★マン』という若手が集うライブに出た芥子壺さん。「外側へネタを伝えていく」という意識がますます強くなってきた感じがして、頼もしい限り。

青い化け物ちゃんは、一度見たら忘れづらいインパクトがあるので、これから青い化け物ちゃんネタを深めてもらえると嬉しいです。

 

お笑い塾のネタ番長碓井さんは、毎度、新ネタをひっさげてやってきてくれます!

他の塾生さんも、碓井さんのネタから吸収するものが多く、お笑い塾に欠かせない人材となりました。

今回、2本のネタを熱演してくれた碓井さん。

いずれもサラリーマンという設定で、心の機微というディティールを描く能力が高い碓井さんらしいネタ。

碓井さんは振り回されたり、追い込まれる立場やキャラがフィットします。

ネタを見てくださった石山さんから板挟みにされるようなポジションを演じてみてはどうでしょう?」という、碓井さんのキャラをしっかり活かせる助言をいただきました。

お盆シーズンですが、今回もお笑い熱の高い内容になりました。

石山悦子さん、最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました!

ぜひまた遊びに来ていただけると嬉しいです。

石山さんがやっておられる大人女子のYouTubeチャンネル『まめんこ給湯室』もよろしくです!

次回の授業レポートは9月となります。

2021年は色々と翻弄されることも多いですが、笑うことを忘れずに日々をお過ごしいただけると幸いです。

それではまた!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾・塾長)

2021年6月の授業レポート②エンラエンラ碓井の躍進、ピカソとキュビズム、Kissの法則

ゲスト講義でキュビズムを学ぶ

大阪お笑い塾では、時折ゲストをお招きしてゲスト講義を実施しております。

お笑いの分野以外の方も、積極的にお呼びするのが大阪お笑い塾のスタンス。

今回来ていただいたのは、イラストレーターのNさん。

元々、美術を学んでいたこともあり、芸術から漫画表現まで幅広く語ってくださいました。

難解とされるピカソの絵ですが、ピカソ自身のデッサン力は飛びぬけており、幼き時代より天才的な才能を発揮していたことも教えてくれました。

ピカソの影響を受けた岡本太郎さんの代表作である『太陽の塔』。

万博記念公園にある作品を、直接ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

真ん中にある顔は、キュビズムの影響を受けているそうです。

キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism「キュビズム、キュービズム」、立体派)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた。

転載元:『キュビズム』Wikipedia

こういった話は専門的な知識を持つ人からでないと、なかなか耳にできないので貴重ですね。

塾生さんに絵を描いてもらうコーナーもありました。

絵は事象をどう認識しているかが具現化されるため、認知の部分や描こうとしているものに対する知識量が問われます。

同じものを描き続ける反復行為が続くと、手が覚えてそらで描けるようになりますが、未知の対象、よく知らないものだと、しっかり描くことは難しいでしょう。

軸を作りシンプルにして話すトレーニング

頭にすっと入りやすい話ほど、シンプル。反対に分散していたり、まとまりのない話は、脳内処理が追い付かず聞き手の負担が増えます。

今回は「自分の愛着が強い人間の魅力を、3つのセンテンスでわかりやすく伝える」という課題に取り組んでいただきました。

「客観を意識しながら、主観的なものをいかに伝えられているか?」が問われます。

↑こちらは最近、新しくお笑い塾の仲間に加わってくれたBatch村のBatch(ばっち村のばっち)さん。

歌手の浜崎あゆみさんの魅力について、たっぷり語ってくれました。

芥子壺さんは、自身のネタに登場する青い化け物ちゃんの魅力をプレゼン!

創作者だけあり、青い化け物ちゃんへの一際強い愛情がみなさんに伝わりました。

ネタにも共通するものですが、

  • 全体を一言で要約できる
  • 要素が多すぎない
  • 山場の位置を、伝える側と受け取る側双方がすぐに共有できる

というのは非常に大切となります。

『Kissの法則』にのっとることで、自然と伝わりやすいネタになります。

『Kissの法則』とは、「Keep it Short and Simple」の略称。

「伝えたいことは、短くシンプルにまとめよう!」という法則です。

海軍が発祥で「Keep it simple, stupid」の略で、『Kissの法則』と呼ばれるようになったという説もあります。

「Keep it simple, stupid」を大阪弁に訳すと「シンプルにしとかんかい、このどアホ!」といった意味になりますね(笑)。

思い入れが溢れ過ぎ、入れたいものを詰め込み過ぎると、お客さん目線では見づらく伝わりづらいものになりがち。

常に『Kissの法則』を頭に入れておきましょう。

ネタ披露のお時間

今回はエンラエンラ碓井さんが3本のネタを引っ提げてやってきました。

最も受けがよく、キャラにもあっていたのがこちら。

日本橋によくいそうなオタクになりきった碓井さん。

オタクの性質について、エヴァンゲリオンの庵野秀明さんがよく言及していますが、

  • 客観視が苦手
  • プライドが高い
  • 自己愛が強い
  • 同族嫌悪傾向あり
  • 協調性がない
  • 自意識過剰
  • 他者への興味が薄い

等の特徴を持ちますが、見事それをお笑いのネタとして表現しきった碓井さん。

オタクの過敏さやズレをリアルに描き出し、爆笑を起こしていました。

碓井さんのお笑いにかける情熱は衰えることなく、常に「もっと面白い表現はないか?」「新たな切り口のネタはないか?」を突き詰めています。

熱量が高い人は、積み重ねの方向性さえ間違えなければ必ずぐんぐん伸びるもの。

最近の碓井さんがネタをやったときに発生する笑い声は、かなり大きなものになっています。

きっとまた面白いネタを引っ提げて、お笑い塾へ来てくれることでしょう。

 

『お笑い塾ラジオ』の司会をはじめ、この頃、お笑い塾をどんどん引っ張ってくれる頼もしい存在の高橋さん。

ショートネタで、わかりやすいフリオチのある話をしてくれました!

 

芥子壺さんは青い化け物ちゃんのネタをブラッシュアップ。

「エネルギーが強くなった!」「わかりやすくなった!」と嬉しい声が多数。

8/7(土)14時~ライブ喫茶亀である『お笑い塾ライブ』に向けて着々と仕上がっています。

Batch村のBatch(ばっち村のばっち)さんは、前回の『お笑い塾ライブ』で披露したデビューネタを少し改善。

見せたいものを一本化しシンプルにすることで、きっと伝わりやすさが増すでしょう。

早くも、次回の『お笑い塾ライブ』に向けて熱気あふれるみなさん達でした。

2021年6月26日(土)14時開演の創作落語イベント『新撰落語もぎた亭』にて、碓井さんの書いた創作落語の「すごろく町おこし」が、動楽亭で上演されることが決まっております。

詳細はこちらのもぎた亭ブログをご覧くださいませ▼

『新撰落語もぎた亭の公式ブログ』

 

おっと…ちょっと待ってくださいね!

大事なことを忘れていました。

↑↑チェック柄の揃い踏み!!↑↑

めっちゃ蛇足な情報で失礼いたしました~(笑)

さて、7月10日(土)の大阪お笑い塾もゲスト講師をお招きして開講いたします。

森ノ宮医療大学で教鞭をとっておられる準教授の蓮池光人先生が、来て下さることになりました。

ベストティーチャー賞を何度も受賞されている方ですので、どんな講義をしてくださるか期待が膨らみますね。

次回の授業レポートもぜひ、お楽しみに。

それでは、みなさんまたお会いいたしましょう!!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)

2021年4月10日(土)大阪お笑い塾・授業レポート「ツッコミ強化トレーニング」

早いもので、もう葉桜。

三寒四温の4月ですが、着実に季節が移り変わってきております。

さて本日は、『お笑い塾ラジオ』の収録が行われました。

記念すべき第1回目は、お笑い塾の塾長・高田豪と、前身の漫才塾の歴史を最も知るといっても過言ではない、高橋さんとのトーク

上方芸能界の生き字引で名物社長といわれた故・大瀧哲雄さんの言葉を紹介

常々、口にされていた正しいことより楽しいことを優先についても触れています。

高橋さん自体も「何かしながら軽い気持ちで聞いてもらえたら」と言っていますので、ハードルを上げすぎず、ゆるゆるとお聞きくださいませ。

下記のURLからお聞きになれます!

http://manradi.seesaa.net/article/480952524.html

あわせて大阪お笑い塾のYouTube『大阪お笑い塾チャンネル』もよろしくお願いいたします!

 

4/24(土)のお笑い塾は、ゲスト講師である大学の准教授・蓮池光人さんの講義が決まっております。

本日は、蓮池さんが見学に来られていました。

さて、本日の講義は『ツッコミ』について。

ツッコミは瞬発力が大切。

そしてフレーズ選びが大事。

ツッコミが抜群に上手い人がひとりいれば、その場の盛り上がりは格段に変わるもの。

司会の役割を任されるのも、ボケよりもツッコミの人の方が多くなります。

今回は、「ツッコミ力を鍛える」ということで、ボケの加えられた童話や昔話を高田が朗読。

それを隣で聞いている生徒さんが、即興でツッコむという企画です!

どんなものを読んだのか、少しだけ抜粋しましょう。


『赤ずきん』

あるところに、かわいい女の子が暮らしていました。彼女はいつも赤い頭巾をつけているので「黒ずきんちゃん」と呼ばれていました。


さて、あなたならどんなツッコミワードを口にしますか?

「赤ずきんちゃうの?」

「黒ずきんて」

「まさかのブラック!?」

「黒の要素あった!?」

「間違えすぎっ!」

「ちがうって!」

など、色々な言葉が入れられそうですね。

ツッコミワードは「これだけが正解」というのはありません。

各々にフィットする言葉があるでしょうし、長尺のツッコミが得意な人もいるでしょうから、端的なもののみが正解ともいえないのが実情。

会話のテンポをアップさせたいのなら、短めの切れ味鋭いツッコミがよさそうですね。

こちらの企画で異彩を放つ人物がいました。

鉄道芸人のしろみずさん。

※マスクをつけている写真真ん中の男性がしろみずさん

ボケをスルーしながら、時折ぽつりぽつりと独自のツッコミワード?を言い放ち、笑いがさざ波のように広がっていきました。

ちなみにこれをお笑い塾では「しろみず現象」と呼んでおります(笑)。

しろみずさんにしかできない離れ業ですので、オリジナリティーしかありません。

オーソドックスのツッコミが正解だと考えていた人は、度肝を抜かれたのではないでしょうか。

しろみずさんご本人は、授業を振り返りこのようなつぶやきをしておられました。

無意識で大きな笑いを発生させられるのは、天性としか表現しようがありません。

大きな武器ですね!

 

授業の後半は、いつもようにネタ見せの時間。

ツッコミ企画で爆笑をかっさらったしろみずさんは、鉄道ネタのフリップ芸に磨きをかけます。

もう少し近寄ってみましょうか。

「新快速」と書かれていました!

しろみずさんの鉄道や列車に関する知識は無尽蔵。

いくらでも鉄道ネタが作れそうな感じがします。

 

続いて安定度抜群の碓井さん。

本日のピンネタは「人との距離感」「敬語とタメ口」をテーマにしたもの。

緩急を自在に使い分け、コンスタントに笑いをとっておられました。

人情の機微を理解する碓井さんらしいネタですね。

碓井さんはコンビでYouTubeチャンネルをやっておられますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね!

妖怪に精通している碓井さんが、マニアックな―トークを繰り広げる内容になっております。

 

ピンネタと漫才の両方を貪欲に追及するアカソフさん。

実際に会社員をしていることもあり、職場で翻弄される人を熱演。

被害者ポジションに立たざるをえない人間の悲哀、そしておかしみを巧みに狙います。

 

お笑い塾ラジオのMCを務めた高橋さんは、富山を来訪した際のエピソードを漫談に仕立て上げます。

前半のフリを後半しっかり回収した瞬間、大きな笑いが起こりました。

アカソフさん(ボケ)と高橋さん(ツッコミ)のコンビが怪盗グリーン

ふたりとも会社員をしながら時間を捻出し、毎月必ずかなりの数、若手ライブに出ています。

今日は1分ネタの漫才コントを披露。

同じフリでたくさんボケられる形式にしてあり、1分ネタ用のフォーマットをしっかり作ってきた感じがしました。

「テンポが良すぎる」という意見もあったので、効果的な間をいくつか入れてメリハリを意識することで、さらにネタの質が上がりそうな予感がプンプンしました!

6/5に開催されるお笑い塾の主催ライブに向けて、早くも新ネタを作ってきた人もおり、教室は熱気に包まれっぱなしでした(換気はもちろん定期的にやっております^^)

冒頭でもお伝えしたとおり、4/24(土)14時からは蓮池光人さんの講義がございます。

大学で、ベストティーチャー賞を受賞されている方だけあり、深い学びのある授業をしてくださることでしょう。

もちろん、どんな講義内容だったか、こちらのホームページで4/24の模様もお伝えする予定。

楽しみにお待ちくださいね!

アカソフ「今日のお笑い塾は、これにてオールフィニッシュ!」

※「一本締め」でお手を拝借しているのではありません。あしからず(笑)。

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾代表)

2021年3月27日(土)大阪お笑い塾・授業レポート「序破急エピソードトーク」

春は気分が高揚するシーズン。

年度末が終わり、新たに「何か始めたい!」と新たな扉を叩く人も少なくないのでは?

この日は、大阪お笑い塾に見学者の方が来訪

メモを取りながら、熱心に講義を受けておられました。

どんな場所でも、まず自身にフィットするのか波長が合うのかを感じていただくのが大切。

大阪お笑い塾では現在、塾生を募集中ですので、「授業風景を見てみたい!」と思われた方は、nejisiki27@gmail.comまでメールをお送りくださいませ。

と、いきなり塾生募集から入ってしまいましたね!

「油断も隙もありゃしねぇ~…」といった感じで、授業レポートに入ってまいりましょう!

3部構成・序破急

序破急と聞けば、瞬時にエヴァンゲリオンの劇場版を連想する人がいそうですね。

ウィキペディア先生から引用して説明いたします。

序破急(じょはきゅう)とは、日本の雅楽舞楽から出た概念であり、能楽連歌蹴鞠香道剣術抜刀術居合道茶道[1]など芸道論で使用される言葉である。脚本構成としては、に限らず、浄瑠璃および歌舞伎等においては、 日本では中近世以降、伝統的に用いられてきた構成である

Wikipedia「序破急」

 

雅楽の用語でもあるとのことで、かなり『和』にちなんだイメージが強いですね。

ちなみに現在、大阪お笑い塾では、「感性を磨こう」と俳句をたしなむ人が増えています。

俳句も5・7・5になっており、上5・中7・下5の三部構成ですね。

映像分野脚本構成においても、序破急の同義語である三幕構成が国際的に主流となっている[5]。また、文章構成などにおける三段構成(パラグラフ・ライティング三幕構成等)を指す概念としても用いられる。

Wikipedia「序破急」

音楽だけではなく、脚本の構成にも用いられるのが序破急。

構成法といえば、起承転結の方が有名かもしれません。

しかしテンポで勝るのは序破急

若手のネタは2分、3分とかなり短い時間内に収めなければなりません。

展開しすぎると畳みづらくなる危険性が出てくるのです。

紳助竜介で売れっ子漫才師となり、M-1グランプリを立ち上げた島田紳助さんはかつて「漫才にストーリーは不要」といった旨の発言をされました。

短い時間であれば、ボケ数が多いほど有利

話を展開しているうちにかなりネタ時間が経過していたとなれば、高い評価を得づらくなるかもしれません。

もちろんしっかり伏線を張り、終盤でしっかり回収する形の漫才が悪いといっているのではないのです。

しかしそういった形式の漫才は、賞レースで不利になるのは確かでしょう。

というわけで、本日は三部構成を意識した上で、これまであったエピソードを端的にまとめるというワークにチャレンジいただきました。

意識するのはテンポと展開

3という数字には切れ味があります。

悠長に運んでいると、あっという間に時間が過ぎ去り、三部構成にはなりません。

三段落ちというお笑いの構成法にも、しっかりと理由があるのでしょう。

これまでの人生を振り返り、みなさん様々な序破急を話してくれました。

  • 序→幼稚園の自由すぎる園風で「人生オールオッケー、ルールなんて関係ねぇぜ」と思い込む
  • 破→小・中・高は、ひたすら人間社会?!の仕組みをインプット
  • 急→小・中・高で学習したことを活かし社会に適応

というユニークかつ、トリッキーな序破急を発表する猛者も。

最もコンパクトな序破急を語ってくれたのは、上記の写真の塚田さん(シアリス)。

言葉は意識しなければ、つい冗長になってしまうもの。

今回の『序破急エピソードトーク』は、無駄を省き要約して伝える良いトレーニングになったのではないでしょうか?

ライブMCを任され気合満点のシアリス

大阪お笑い塾では、二か月に一度、第一土曜日にライブ喫茶亀で、主催ライブを行っています。

「MCをたくさんの人に経験していただきたい」という意図から、固定せず回していくシステム。

4/3のライブMCを務めるのは……

シアリスのおふたり。

以前にも一度MCをやってもらいましたが、そのときが司会初チャレンジでした。

初めての経験は何事も負荷が多い分、学びがたくさんあります。

今回は4/3に向けたネタの最終チェック。

4/3のシアリスは

  • 司会
  • コーナー
  • 漫才

と大忙しですが、きっと楽しみながら務めてくれることでしょう!

鉄道芸人の、しろみずさんも塾の先輩としてバックアップしてくれるはず!

 

大阪お笑い塾のライブは「とりわけコーナーが盛り上がる!」と、お客様に言っていただくことが多いです。

興味をお持ちの方は、4/3(土)ライブ喫茶亀までお越しくださいませ。

開場は17時で、入場料金は500円。

ライブ喫茶亀は、JR、大阪メトロ玉造駅から徒歩1分とアクセス抜群。

アクセス

塚田「もう4月だわね。ほんとライブが待ち遠しいわ~」

と、ネタ終わりの塚田さんも春コートに身を包み、来るべき日に向け集中マックス。

4月の授業は、10日と24日の14時からスタート!

また授業レポートをお届けいたしますね。

それでは、またお会いしましょう。

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾・代表)

 

【シアリスイラスト▼(作・芥子壺画伯)】

2021年3月13日(土)大阪お笑い塾・授業レポート「名言を紹介しよう!」

授業前にはYouTube動画の撮影

本日は、授業前にお笑い塾のYouTubeチャンネルの撮影が行われました。

写真、左側はMCの畠山さん、右側はアカソフさん。

普段から、よく話していることもあり、和気あいあいとした雰囲気で撮影は行われました。

以前、授業内でおふたりが即興ネタのエチュードをやった際には、こんなことに……!?

突然、椅子の上に上がった畠山さんに「聞いてないよ~…」とビビるアカソフさんの図(笑)。

どのような内容になったか下記の動画でご確認くださいませ!

3月20日の授業レポート

さて、それでは授業レポートに入っていきましょう!

お笑いのネタで使われている要素は、大きく分けると

  • バーバル(言語)
  • ノンバーバル(非言語)

に分類できます。

ノンバーバルコミュニケーションも、非なる言語なわけで、言語を基準にした枠組みの中に入れられているということは、言語の範疇ということもできそうですね。

さてこの日の授業では、言葉を掘り下げる試みをしました。

名言紹介で言葉を掘り下げる

お笑い塾では授業の一週間前から課題をお出しすることがあります。

今回は「あなたの心を動かした名言」というテーマ。

ちなみに私は落語作家なこともあり、立川談志師匠の「上品とは欲望に対する動作のスローモーなやつ」というものが好きです。

夜のスーパーで半額などの見切り品を見つけた際に、音速で動きそうになる自分に「欲望に対して動作が早すぎるぞ!」と、いつも言い聞かせています(笑)。

この日は、株式会社3PEACEからユウシテッセン山本ォォオさんが参加してくださいました。

野球が大好きな山本さんは、故・野村克也さんがよく用いていた言葉をピックアップ。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

こちら↑の言葉は、色々な場所で引用され、マザー・テレサ、ブッダ、ガンジーが口にして広まったという説、アメリカのスーパーマーケットの創始者であるフランク・アウトローという説があります。

諸説あり誰が言いだしたものかわからないものの、これだけ伝え広がっているということは、素晴らしい言葉であることを証明していますね。

お笑い塾の若頭、アカソフさんは名作アニメ『カリオストロの城』の最後のセリフを選択。

「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」という銭形警部のセリフはあまりに有名。

ジブリ映画を含めても、「宮崎監督のアニメの中で『カリオストロの城』が最も好き」という人は少なくないでしょう。

畠山さんの選んだ名言は「人を守ってこそ、自分も守れる。己のことばかり考えるやつは、己をも滅ぼすやつだ!」

何と黒澤明監督の名作『七人の侍』よりチョイス。

渋すぎますね!

志村喬さん演じる島田堪兵衛が、己の保身ばかり考えて自己中心的な行動をとる農民に向かって言い放った、鬼気迫るセリフ。

お笑い塾ではよくチームワークの大切さをお伝えしています。これまでの授業やライブを通して、畠山さんも何か感じるものがあったのかもしれません。

ちなみに黒澤映画に絶賛ハマリ中の彼女は、週一ペースで黒澤作品を見ていっているのだとか。

ぜひまた心に残ったセリフを教えてもらいたいものですね。

作品内の言葉というのは、部品か、それ以上の役割を果たします。

お笑いネタの中に入れるセリフも、一か所を抜き取っただけで、ある程度の世界観を伝えられることが理想です。

例えば「命より大事な銭貸しとるんや!」というセリフを耳にすれば、あなたは何を想像しますか?

こちらは『難波金融伝・ミナミの帝王』の主役、萬田銀次郎のセリフ。

まずお金のことをと表現している時点で、剣呑なにおいが漂います。

そして「命<銭」と言い切っていることで、銭原理主義者と判明。

すなわちお金に、まつわる仕事に従事している人ならではのセリフなのです。

キャラクターのにおいまで、まとっているセリフは相当、伝わるものがあるのは事実。

コントを作る際にでも、そのキャラクターならではのセリフというのに注目してみましょう。

碓井氏のネタが大絶賛された日

最近、面白さが増したといわれる碓井さん。

彼は、上方の噺家さんへ落語台本を書いていることもあり、作家としての腕は以前より定評がありました。

この頃、「自分がどのキャラを演じれば受けるのか?」というお客さんの目線を、以前より強く意識できるようになってきたと映ります。

マニアックな知識をふんだんに持つ碓井さん。

彼がこの日、持ってきたネタはオタクのサークルに女性が来たことで、どんどんおかしな方向へ行くコント。

『オタサーの姫』に翻弄されるオタサーの人々を、これほど的確に描き出せる人は稀有。

ものすごい量の笑いが沸き起こり、これまでたくさんのネタを目にしてきたユウシテッセン山本ォォオさんも賛辞を送っておりました。

いくらテキスト上でネタがしっかりしあがっていても、受けないことがあります。

ネタは誰がどのように演じるかが非常に大切

お笑い界隈では「ネタが浮く」「ネタが合っていない」という表現をされますが、反対にフィットしているネタは、自然と笑いを湧き起こすもの。

それをこの日の碓井さんは、しっかりと証明してくれたのでした。

他の塾生さんたちも、強い刺激を受けたのではないでしょうか。

以上、2021年3月13日の授業レポートでした。

さて4/3 17時からは、お笑い塾の発表会ライブ『OSAKAお笑い寄席』が玉造にあるライブ喫茶亀で開催されます。

昨年秋からスタートした塾の主催ライブも、早いもので4回目となりました。

上記チラシのイラストは塾生さんの芥子壺さんが描いてくださいました!

ライブ喫茶亀へのアクセスは下記からご確認くださいませ。

アクセス

それでは、またお会いしましょう!

写真・文 高田豪(大阪お笑い塾・代表)