2025年4月13日の授業レポート「食レポに挑戦」「ネタ見せ」

授業レポート&ライブレポート

こんにちは。

大阪お笑い塾の代表の高田豪です。

先週はお花見に行かれた方も、多かったのではないでしょうか🌸

そろそろ葉桜となり、気温もどんどん上がってきそうですね。

さて、それでは本日のお笑い塾の授業レポートにまいりましょう。

食レポに挑戦!

お笑い芸人の仕事に食レポがあります。

芸能界には、彦摩呂さんやホンジャマカの石塚さん、タージンさんといった食レポの達人たちがおられます。

食レポでは、何が求められるのでしょう?

食べ物のおいしさ、味や風味を伝えるというのが主ですが、その際に重要なのが比喩。そう例えですね。

最も有名なフレーズは、彦摩呂さんの「味の宝石箱や~!!」かもしれません。ちなみに彦摩呂さんは他にも「B級グルメのレポートでは目を開き、高級グルメのときは目を閉じる」といった名言を残しておられます。

わかりやすい例えを入れられるかは、ボキャブラリーや表現力が求められます。

本日は、みなさんに駄菓子の食レポにチャレンジしていただきました。

とりわけ面白かった方々をピックアップいたしましょう。


てっさんは、小さい駄菓子を手に取り「う~ん」とまずひとつ唸ったあと「老顔で見えないですね」とひとぼけ。

これには吉本新喜劇なみに、みんなずっこけます笑

駄菓子をビールに見立てた面白レポートに、温かい笑いが起こりました。


極楽さんは、幼少期に母との思い出に駄菓子をからめるというペーソスあふれる切り口!

袋を開けていくつか食べたところで「母との思い出がよみがえり、これ以上は……」と切り上げました。

まさかの結末に、一同予想を裏切られました!


いかつい顔をしておられますが、心は乙女のケンさん。

選んだお菓子は、ちいかわ。

さすがのチョイスです!

食レポは表情も大事👆ケンさん、よい表情をされてます。

「〇〇のようですね」とフリを作っておいて、実際に食べたあと「××でした」と裏切ることでオチを入れられます。

そうした笑いのフォーマットをしっかり入れておられました。


トリは鉄道芸人のしろみずさん。

しろみずさんはご自身のYouTubeチャンネルをやっておられますが、そのYouTube動画の撮影に見立ててやってくださいました。

なんとロケ地は北海道の稚内。

シチュエーションを意外な場所にすることで、早めに心を動かすことができます。こういったワザはベテランならではかも?

最後は何とお菓子を開けずに「食べるのは、また次回にします」と見事な裏切り。

みなさん、しろみずさんの一挙手一投足に翻弄されっぱなしでした笑


ネタ見せ

第29回お笑い寄席が、5/3の土曜日に玉造のライブ喫茶亀で行われます。

こちらはお笑い塾の主催ライブです。

今回は、お笑い寄席に向けたネタが発表されました。


此花六丁目さんは、AIを使った名手。

生成AIを使った画像のネタをかつてライブでもやられいましたが、今回は音を使ったネタを披露してくださいました。

あるキャラに対して此花さんの偏見を入れた歌詞が入るというネタ。最初は曲に聞き入っていた方々も、歌詞の意味に気づき「あっ、そういうこと!」と笑いが発生する仕掛けになっています。

此花さんのチャレンジ精神には頭が下がる思いです!


芥子壺さんはフリップネタを発表。

味のある、緩い絵を武器に笑いを誘います。

緊張感のあるテーマなので、いかに緩和部分を増やすかが鍵を握るかも?

言葉選びを意識するだけで、まだまだ笑いを増やせそうですね。


犬飼さんは、モニターを使ったネタ。

シンデレラという誰もが知っている童話を、犬飼さん独自の視点で解釈を加えます。

いつの時代なのかなどを考察したうえで、ディズニーで描かれたシンデレラに対してツッコミを入れるなど、今回も彼女の鋭さが光るものでした。


オジーサンズは、新ネタ。

まだできたて直後ということで、台本を見ながらの確認でしたが、かなりマニアックな世界の漫才でした。

濃厚になりすぎるとお客さんが笑いづらくなる可能性が高まるため、序盤は日常的なことや共感などを入れると見やすくなるかもしれません。

笑いの基礎は、やはり緊張と緩和。その匙加減は舞台数とともに培われていくものなので、これからもどんどん舞台数を増やしていただきたいものです。


シアリスは前回のネタをブラッシュアップ。

ボケの塚田さんのダンスがとてもコミカルで笑いが増えました。

あとは、前半の2分間をいかにポップに笑いやすいものにするかが課題ですね。台本を担当する畠山さんは、どのように塚田さんへツッコミを入れれば笑いになりやすいのかを熟知されていますので、次回は恐らく、前半の改善に着手されることでしょう。


たかたかやまは、この前披露してくれた漫才をテンポアップして、3分半にまとめました。

さすがのテンポで流暢な漫才。

見せるべきところもしっかりしていて、メリハリもつけられています。

流暢すぎる漫才は、流れてしまう危険もありますので、いかに緩みや遊びを入れられるかがキーポイントになるかもしれません。


本番のライブまで、あと一回ネタ見せの機会がありますので、みなさん、そこで最終調整をされることかと思います。

今年からライブにビギナーコースの方も参加してくれています。

5/3のライブにも、ビギナーコースから初参加の方がお目見えするかも?

次回のお笑い塾の講義は、4/26(土)にございます。

それでは、また授業レポートでお会いいたしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

高田豪(大阪お笑い塾)

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