2025年8月9日の授業レポート「俳句とお笑い」「ネタ見せ」

授業レポート&ライブレポート

こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。

早い者で、間もなくお盆ですね。

最高気温が40度を超える日が出てきたというニュースを耳にしましたが、酷暑で疲れている方がいらっしゃるかもしれません。

そんなときこそ、お笑いでお腹を抱えて笑いましょう。

笑うと免疫力が上がりますし、ストレスも軽減されます。

9月20日から、新たにビギナーコースがスタート!

詳細はこちらのチラシをご覧ください▼

9/20、10/4、10/18、11/1、11/22の土曜日の午前10時半~12時までが、授業の時間です。

無料見学を受け付けておりますので、興味を持たれた方は下記のメールアドレスへご連絡お願いいたします▼

nejisiki27@gmail.com

俳句とお笑い

大阪お笑い塾では、お笑いだけでなくいろいろな文化活動にも力を入れています。

好奇心旺盛な姿勢を持つ人こそ、面白いネタを生み出せます。

テレビ番組『プレバト!!』をご存じでしょうか。

芸能人が俳句や水彩画、料理などに挑戦し、その腕前を専門家が査定する人気番組です。

中でも俳句の査定は特に注目を集めており、多くのお笑い芸人が出演しては高得点を叩き出しています。
なぜ芸人と俳句は相性がいいのでしょうか。理由のひとつは、「間(ま)」の感覚や言葉による表現力をすでに持っているからです。舞台やテレビで培った“間”の取り方が、俳句の「切れ字」と見事に重なるのです。

一見、まったく別のジャンルのように見える俳句とお笑いですが、その本質は驚くほど似ています。今回は、俳句の「切れ字」とお笑いの「間」を比べながら、その共通点と効果についてお話しします。

会話の「間(ま)」というものは、ただの沈黙ではありません。そこには、相手の想像を動かし、感情を引き出す力があります。この「間」は、俳句でもお笑いでも、とても重要な役割を果たしています。

一見、まったく別のジャンルのように見える俳句とお笑いですが、よく似た点があり実は親和性が高いのです。

今回は、俳句の「切れ字」とお笑いの「間」を比べながら、その共通点と効果についてお話しします。

俳句における「切れ字」とは

俳句には、「や」「かな」「けり」といった言葉があります。これを切れ字と呼びます。切れ字は文法的に意味をもたない場合も多いですが、読者に一拍の間を与え、景色や感情を受け取る準備をさせます。

たとえば、松尾芭蕉の有名な句。

古池や
蛙飛びこむ
水の音

「古池や」で景色が止まります。読者は静かな古池を頭の中に描き、その静けさを感じます。そこで一呼吸おいてから「蛙飛びこむ水の音」が響きます。この一瞬の“間”があるからこそ、水音が鮮やかに浮かび上がるのです。

お笑いにおける「間」

お笑いでも「間」はとても重要です。ボケのあと、すぐにツッコミを入れるのではなく、一拍置いてから反応することで笑いが倍増します。

間があることで、観客は「何が来るんだろう?」と期待を高め、その期待がちょうど膨らんだ瞬間にツッコミやオチが落ちる。これが笑いのリズムです。

漫才師がわざと無言になって観客をじらすことがあります。「笑い待ち」と呼ばれる技術がある通り、笑いの場合も、間を置くことで感情や想像が動き、次の一言がより強く響きます。

「間」が感情を膨らませる

俳句の切れ字も、お笑いの間も、感情の“膨らみ”を作ります。

お笑いでは、間によって「このあと何が起きるんだ?」というワクワク感や緊張感が生まれます。

どちらも、この膨らみの部分がないと効果が半減します。情報をただ並べるだけでは、頭には残らないのです。

観客の想像力を刺激

切れ字は、読者の想像力を信じています。「古池や」と言われただけで、読む人は自分なりの古池を思い浮かべます。大きい池かもしれないし、小さな庭の池かもしれない。それを明確に説明しないからこそ、読み手は能動的に想像します。

お笑いの間も同じです。ボケの後にすぐ答えを出さないからこそ、観客は「こう来るんじゃないか」と想像します。

そして、その予想を裏切ったり、少しずらしたりすることで笑いが生まれます。

意外性で笑いが発生しますので「こうくるはず」とミスリードさせることも技術のひとつです。

タイミングが命

俳句もお笑いも、間の長さが絶妙でなければ効果は薄れます。
古池の句で間が短すぎれば静寂は伝わらず、長すぎれば緊張感が薄れます。お笑いも同様で、間を取りすぎると観客の集中が切れ、短すぎると笑いの準備が整いません。

この「ちょうどいい長さ」をつかむには、経験と感覚が必要です。俳句では声に出して詠み、お笑いでは実際に舞台で試すことで、その感覚が磨かれます。

即興で句を作ってもらうことに

大阪お笑い塾ではアウトプットを大切にしています。

俳句の作り方の概要をお伝えしたあと、早速作っていただきました。

とりわけ面白かった句を発表いたしましょう。

・水泳ぐ緋鯉が作る円模様
・噴水を足で踏む消したくて
・花火買って庭で遊んで金燃やす
・どこにいる稲川淳二夏以外
・帰省して会うたびかわる父のかお
・古井戸やサダコ出て来るエアコンオフ

塾生の方の中には、俳句経験者もいらっしゃって「緋鯉」というなかなか初心者では出せないフレーズも登場。

花火買って庭で遊んで金燃やす

も謎めいていて衝撃的ですね。

面白い句がたくさん作られました!

ネタ見せ

大阪お笑い塾では、毎回、授業の最後にライブへ向けたネタ見せを行っています。

今回は9/6(土)のライブ喫茶亀で行われるOSAKAお笑い寄席に向けたネタ見せが行われました。


鉄道芸人しろみずさんは、漫談を披露。

鉄道に関する株主優待券の有効活用方法という超実践的な知恵をレクチャーしてくださいました。

全国津々浦々を旅で飛び回っている、しろみずさんならではの知識という感じがいたします。


M-1への挑戦を控えている、オジーサンズは、2本の漫才を熱演。

舞台数が増えてきたことに比例して、表現力や台本の力もアップしています。

精力的にお笑いへ取り組んでおられる成果が確かに出ています。


シアリスは、前回披露した漫才をブラッシュアップ。

猫カフェへ行こうとした畠山さんが、なぜか塚田さん演じる猫に振り回されるという設定です。

新たなボケも増えて面白いネタに仕上がってきました。

3分半から4分にまとめると、冗長な箇所が削られテンポアップするでしょう。


9/6(土)のライブまでに、あと一回、授業があります。

そこへ向けてさらなるネタの改善が見られることでしょう。

大阪お笑い塾では、ネタに特化したレギュラーコースとビギナーコースのふたつがございます。

「ネタには興味があるけど、まずはビギナーコースから始めてみたい」という方は、ビギナーコースからお入りいただけると幸いです。

初回のご見学は無料です。

新しいクラスもスタートいたします。

9/20の午前10時半からのビギナーコースの、ご見学も受付中!

下記のチラシをご覧のうえ

こちらのメールアドレスへご連絡いただけると幸いです(メールの件名に「お笑い塾・見学」とお書きくださいませ)→ nejisiki27@gmail.com

コメント

  1. Townhouse Maid より:

    Achievement-based service, results exceed expectations consistently. Results-focused champions. Achievement appreciation.

  2. Dry Cleaning より:

    Dry Cleaning in New York city by Sparkly Maid NYC

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